Snow Man目黒蓮(27)が主演の月9ドラマ『海のはじまり』(フジテレビ系)が9月23日に最終回を迎え、平均世帯視聴率(ビデオリサーチ調べ/関東地区)が9.5%と番組最高を更新。配信サービス・TVerのお気に入り登録も190万を超える大ヒット作となったが、その終わり方に納得できない人が多いようだ。

 同ドラマは、人はいつどのように“父”になり、いつどのように“母”になるのか、さまざまな形の“親と子”のつながりを通して描く“家族”の物語。脚本・生方美久氏、音楽・得田真裕氏、演出・風間太樹氏、プロデューサー・村瀬健氏という、22年10月期放送『silent』(同局系)チームが再集結したことが話題になった。

 問題となる9月23日の最終回、第12話は、夏(目黒)がアパートで目を覚ますと、娘の海(泉谷星奈/7)の姿はない。その頃、南雲家で目を覚ました海は、寝起きのまま居間へきて夏を探す。しかし、そこには祖母の朱音(大竹しのぶ/67)と祖父の翔平(利重剛/62)だけ。朱音から「自分で帰らないって言ったんでしょ」と言われ、海は言い返せない。

 夏は海を迎えに行き、自分も海の母ですでに亡くなっている元彼女・水季(古川琴音/27)がいなくなって寂しいと、海に打ち明ける。さらに夏は海に、寂しくなったら海が行きたいところ行っていいし、会いたい人に会えばいい。その間、自分は待っていると語りかける。そして再び2人は夏のアパートで暮らし始めるが、ある日、夏が休日出勤になってしまい……という展開。

 終盤は、夏が水季からの手紙をついに読む。そこから夏は海の“父”になったが、第9話で別れた恋人・弥生(有村架純/31)に頼ることはあっても、復縁することはなく、弥生が海の“母”になることはなかった。

 視聴者のX(旧ツイッター)上の反響は、感動の声が多いが、《もうちょい最終回で視聴者のモヤモヤを解消してもらえると思ってたんだけど…津野くんはともかく、弥生さんもこのよくわかんない関係から逃れられないままなの?え?これで終わり?まじで?》など、不満の声も少なくない。

 配信で見ている人も多いようで、放送から時間が経っても投稿を見かけるが、このモヤモヤはどこからくるのだろうかーー。