■意図を説明したラウールだったが…
しかし、バラエティの構成上、下げるところは下げて、上げるところはしっかり上げて盛り上がりを作るのは、当然。グループで一般人気が一番高い目黒を上げて、ほかのメンバーとの落差で楽しませるというのは、ゴールデン枠に移り本格バラエティを指向している『それスノ』では、ごく自然なことだ。
ファンの中にも番組自体のメジャー志向を理解して、《今は「目黒蓮」というブランドを作る事で、グループの知名度を高め、浸透させるという布石を打ってる段階なんだよ。めめはグループのために「イケメン」を背負ってくれてるんだよ》などと反論するコメントも少なくない。
また、メンバーもファンの反応を把握しているようで、ラウール(21)がインスタライブで、バラエティでは“イジられてなんぼ”だとし、ゲストに悪質なコメントをすることを注意し、番組側の意図を真剣に見てほしいなどと語っていた。こちらも、X上で理解する声がある一方で、ファン同士がやり合うなど、プチ炎上を始めている。
Snow Manのファンには、愛が強すぎる人が一部いるようで、23年6月放送の『それスノ』でダブルダッチ大会に挑戦する企画が放送された時も、大会に駆けつけたファンの中で、禁止されていた撮影や録音などをするマナー違反者が続出。良識のあるファンから怒りの声が上がり、ネット上で炎上していた。
次回放送の「完コピダンスバトル」では、歴代MVPチームのリーダーとして、目黒がグループと別枠で参戦。これもまた荒れそうで、X上では《めめは4人チームってことだから、いつもよりたくさん出番があるってことだね? めめファンは嬉しいだろうけど、なんで1人だけ贔屓みたいなことするの?》など、早くも不満の声が。
Snow Manは国民的グループを目指し、『それスノ』は明らかに一般層を意識した作りになってきている。最近の目黒びいきはそのあらわれで、メンバーもそれを理解したうえで取り組んでいるのは間違いない。ファンならば、それを受け入れ、応援するべきとは思うのだが……。(芸能ライター・坂上五郎)