《当社契約タレントのアカウントを装った「なりすまし」が複数確認されています。 当社契約タレントや当社の権利を侵害する投稿やフィッシング詐欺の手段として使われている悪質なものがあります。 現在これらのアカウントに対して 法的手段を講じておりますが、閉鎖に追い込むまでに時間がかかります。 また名前を変え存続しようとしている悪質なアカウントも見受けられます》

 STARTO ENTERTAINMENTの公式Xが10月1日午後3時、所属事務所タレントの「公式」をうたう“なりすましアカウント”への注意喚起を呼びかけた。

 具体的なタレント名は明言されなかったが、実はその3日前の9月28日、同社と契約する木村拓哉(51)を名乗るTikTokアカウントが「新しい地図」の楽曲『雨あがりのステップ』を使用し、ファンをざわつかせていた──。

 2016年、旧ジャニーズ事務所のお家騒動に巻き込まれる形で空中分解、同年末に解散したSMAP。メンバー同士の“仲”についてさまざまな憶測がささやかれるなか退所&独立し、「新しい地図」として活動する稲垣吾郎(50)、草なぎ剛(50)、香取慎吾(47)の3人と、中居正広(52)、木村のその後の交流には、日本中が注目してきた。

「SMAP解散時、事務所に残るという選択をしたのは中居さんと木村さんでした。その後、中居さんは20年3月末に退所。現在も事務所に所属しているのは木村さんだけです。しかしSMAPファンは再結成を諦めておらず、メンバーの交流が垣間見えるたびに、大きな反響があります。

 23年4月30日、中居さんMCの番組『まつもtoなかい』(フジテレビ系)のレギュラー放送初回に香取さんが出演した際は、放送後1週間の見逃し配信が249万回と、全民放バラエティー番組の歴代ナンバーワン(当時)を記録するほど大きな話題になりました」(女性誌記者)

 また今年9月14日放送の『with MUSIC』(日本テレビ系)には、「新しい地図」が初出演。草なぎが同局で主演したドラマ『フードファイト』が紹介される流れで、エンドロールに九官鳥の「久太郎」の声として木村の名前が映し出された。

「なつかしそうに映像を見ていた草なぎさんが、木村さんの名前のところで“木村くん”とつぶやいているように見えたことから、ファンは沸騰。Xのトレンドワードにも草なぎさんや木村さんの名前が入りました」(前同)

 そうしたなかにあって、解散後にSMAPメンバーについて沈黙を貫いている木村がSNSで「新しい地図」の楽曲を使ったとなれば、ファンが色めき立つのも無理はない。