橋本環奈(25)主演の連続テレビ小説の第111作『おむすび』(NHK大阪放送局制作)の第2週「ギャルって何なん?」が10月7日から放送される。9月30日から放送された第1週「おむすびとギャル」では、ハギャレン(博多ギャル連合)の登場が話題になった。
同ドラマは、平成元年生まれのヒロイン・米田結(橋本)が、どんなときでも自分らしさを大切にする“ギャル魂”を胸に、栄養士として人の心と未来を結んでいく平成青春グラフィティ。舞台が平成~令和で、“ギャル”がキーワードになるなど、これまでにない朝ドラになりそうだが、どんな展開を見せるのかーー。
第1週は、福岡県糸島で農業を営む父・聖人(北村有起哉/50)、母・愛子(麻生久美子/46)、祖父・永吉(松平健/70)、祖母・佳代(宮崎美子/65)と暮らす結は、高校に入学。幼なじみの陽太(菅生新樹/25)や友だちの恵美(中村守里/21)と部活について話すが、特に入りたい部が思いつかない。
そんな中、結は放課後、嫌いな姉・歩(仲里依紗/34)を崇拝する、ハギャレンというギャルグループから加入の誘いを受ける。歩はハギャレンの初代総代で、ギャルたちのカリスマだったという。加入を拒否した結は、書道部の先輩・風見(松本怜生/24)の言動に心惹かれ、書道部に入部するか迷っていると……という展開。
結の家族や学校での様子が描かれ、ハギャレンが登場と、1週目らしく、ドラマ全体の概要が示された。家庭問題、恋の予感、ギャルとの出会いなど、ジェットコースターのような展開だったが、橋本の演技はどの場面でも見事になじみ、さすがの演技力を見せていた。
気になったのは、結が震災のトラウマを抱えているような描写があったこと。公式サイトには「神戸で阪神・淡路大震災で被災するまでの幼少期を過ごした」とある。早くも第2話で、倒壊した建物を映し出した結の回想シーンが流れたことからも、震災は今後、重要なキーワードになりそうだ。