■名物広報“辞任”で「裏被り&恋愛」も緩くなった

 STARTO社所属のグループでは、King&Princeにも裏被りがあった。

 10月1日夜、メンバーの永瀬廉(25)は午後6時30分から放送の『THE 神業チャレンジSP』(TBS系)にゲスト出演。一方の高橋海人(25)は、午後7時からの特番『新ドラマ人気番組対抗 クイズ!ドレミファドン秋の祭典SP』(フジテレビ系)に出演していたのだ。これを受け、

《キンプリ…というかれんかい、バラエティー番組で裏被り》
《今日のテレビれんかいが裏被りしてるの困る》
《れんかいが裏かぶりしてるせいでCMの度に神業に変えてまた戻るを繰り返してるけどまじで訳分からんくなる》

 などの困惑する声が寄せられた。

「旧ジャニーズ時代だったら、名物広報でかつての副社長だったS氏が裏被りも許さなかったでしょうね。ただ、そのS氏もジャニー喜多川氏(享年87)の加害問題を受けて引責辞任。ジャニーズ事務所も消滅し、新会社のSTARTO社では仕事のやり方やタレントの扱い方も大きく変わってしまいました」(前出のワイドショー関係者)

 S氏は1975年にメリー喜多川氏(享年93)に声をかけられてジャニーズ事務所に入社。以降、半世紀近くジャニーズの番頭を務め、マスコミ対応の窓口を取り仕切ってきた。2019年には代表取締役副社長に就任したものの、ジャニー氏の加害問題を受け、2023年9月をもって副社長を辞任している。

「辞任に際しては厳しいことが言われたS氏ですが、かなりの敏腕で非常に細かいところまで気が利く人で、調整能力は相当高かったですね。旧ジャニーズ事務所がタレント同士の裏被りに厳しかったのも、やはり彼の目があったからではないでしょうか。ですが、S氏は辞任していなくなった。そして、STARTO社になって裏被りに緩くなってきている感じと。

 しかし、ファンは今の状況に困惑していますよね。好きなタレントやグループをリアルタイムでじっくり見たいのに、同じ時間に別のチャンネルに推しが出ているわけですからね。

 タレントの恋愛面に関しても同様です。旧ジャニーズ時代は決定的なツーショットなどが撮られない限り、交際を認めることはなかった。ところが、STARTO社になってからはタレント自らが交際を認めたり、結婚するタレントも続出。

 これにも多くのファンが困惑していますが、今、旧ジャニーズからSTARTO社になってからの変化についていけないというファンも少なくないんでしょうね」(前同)

 時代の移り変わり――なのだろうが、ファンの心境は複雑なようだ。