■昨年、『ZIP!』はジャンポケ斉藤を降板させることができた

 制作会社関係者は話す。

「水卜アナ自身が『24時間テレビ』を本当に大切に思っていて、自ら謝罪の役割を買って出たといいますね。ただ、それは逆効果となってしまった。水卜アナが“やらされている”、ミトちゃんが可哀想、となり、水卜アナの涙の謝罪で、日テレに嫌気が差したり、『ZIP!』をもう見たくない、となった視聴者も出てきてしまったんです。

『24時間テレビ』は8月31日、9月1日に無事に放送を終え、視聴率も昨年を上回るなど軟着陸しましたが、あの涙の謝罪が尾を引き、『ZIP!』の視聴者離れが起きているという見方もされています。そして、スーパーエース・水卜アナMC就任からもう3年強――もう『めざましテレビ』に勝てないんじゃないか、という声が局内でも出るほどの苦境にあると……」

 現在のテレビ界は13~49歳のコア視聴率を最重要視している。水卜アナMC体制の『ZIP!』のコア視聴率は3%前半で、ライバルの『めざましテレビ』は3%後半をキープ。1%まで差は開いていないが明確な差があり、加えて水卜アナの涙の謝罪のダメージ、そして今回のジャンポケ斉藤の大不祥事――『ZIP!』にとっては、泣きっ面に蜂といったところだろう。

「斉藤さんは、昨年8月17日発売の『FRIDAY』(講談社)にキャバクラ勤務の女性との不倫がスクープされ、同月23日放送の『ZIP!』で謝罪。さらに同年9月3日配信の『FRIDAYデジタル』には、2020年頃に元グラビアアイドルとも不倫同然のスキャンダルを起こしていたことも報じられていました。

 後者は少々古い話でしたが、女性問題が相次いで報じられた。日テレはこの時点で、朝の爽やかな情報番組である『ZIP!』にふさわしくないとして、斉藤さんを降板させる選択肢もあったはずですよね。しかし、そうはせず起用を続けた。その結果、今回の不倫どころではない警察沙汰のスキャンダルが起きてしまったと。

 もちろん番組に非はなく、斉藤さんが悪いのですが、とにかく『ZIP!』には視聴者が離れていく出来事が相次いでしまっていますね……」(前同)

 斉藤の降板が発表された9月25日放送回では、「斉藤さん。水曜日、毎週楽しかったです。本当にありがとうございました」とお礼を言っていた水卜アナ。報道に対して、何を思うのか――。