10月10放送のダウンタウン浜田雅功(61)がMCを務めるバラエティ番組『プレバト!!』(毎日放送制作・TBS系/夜7時~)は、放送前から視聴者の熱い視線が集まっていた。そして、放送後は、番組スタッフの巧みな編集術が注目を集めることになった。

「10月10日放送回の『プレバト!!』には、当初、ジャングルポケット斉藤慎二(41)が出演すると予告されていました。

 ところが、その斉藤が大不祥事を起こした。放送3日前の10月7日に警視庁に書類送検され、同日、所属していた吉本興業からも契約解除となっています。それで『プレバト!!』も出番がカットされると報じられており、同番組に注目する人が多くいたということですよね」(女性誌編集者)

 斉藤は10月7日、警視庁に不同意性交と不同意わいせつの疑い――今年7月、東京都新宿区内に停まっていたロケバス内で女性に性的暴行を加えた疑いで書類送検され、吉本からも契約解除に。

「斉藤は9月20日の時点で芸能活動休止を発表していましたが、『プレバト!!』の収録は7月に行なわれたとWEB版『女性自身』に報じられました。“出演部分はカットして放送します”という、毎日放送のコメントも掲載されていましたね」(前同)

 この日の『プレバト!!』は「色鉛筆」と「俳句」の二部構成となっており、斉藤が参加していたのは「俳句」のパート。実際の放送ではひな壇上段に“永世名人”のFUJIWARA藤本敏史(53)と“特待生1級”の犬山紙子(42)の2人が、下段に今回の挑戦者であるホフディラン・小宮山雄飛(51)、知花くらら(42)、市川紗椰(37)、山崎怜奈(27)の4人が座っていた。

 最終的な挑戦者の順位は、1位が小宮山、2位が山崎、3位が知花、4位が市川だった。

「『プレバト!!』はひな壇の出演者が、結果を受けてランキング順に並ぶ椅子に座るルールですよね。

 そのため、出番がカットされる斉藤の順位によっては非常に大変で困難な編集になるとも言われていましたが、不幸中の幸いというべきか、斉藤はひな壇でも、採点後の椅子でも右端という、カットしやすい位置にいたようです。つまり、俳句は最下位だったようですね」(同)

『プレバト!!』では斉藤の姿が見事に消滅していたが、“残像”とも言うべき不自然な部分は残っていた。

 順位を発表する際に、挑戦者が4人のはずなのに、MCの浜田が「真ん中から開けますか」と、3位を「真ん中」と表現したり、斉藤の出演シーンの尺を埋めるためか、『プレバト名俳句セレクション』という総集編VTRが唐突に挟まれる場面もあったのだ。

《見事に全カットされてますな~。影も形もない、編集の力ってすごいなー(苦笑》
《今日のプレバト見てたけど、某メンバーが出てたの知らないのもあったけど違和感はなかった。(言われてみればなんとなく不自然だなぁくらい)よく見ると某メンバーは凡人最下位っぽいので編集も容易だったのは不幸中の幸い》
《うわー5位が消されてるが浜田「真ん中から」》
《座る位置が右端で順位も5位だったせいか編集もしやすかったようで、見事なまでにメンバーの影も形もなくなる全カット。不自然なまでに画面の右側を隠す編集と、全カットで尺が足りなくなったのか、唐突に過去の名作俳句を紹介したことを除くと実に違和感のない仕上がりで凄い》

 と、見事にカットをした編集技術を称賛する声、同時に少しだけ違和感があったことを指摘する意見が寄せられている。