10月27日、日本テレビ『24時間テレビ47 愛は地球を救うのか?』の募金総額が、「15億1095万1707円」だと発表された。
番組は8月31日・9月1日に放送されたのだが、金額は9月30日時点のもので、寄付金が最終的に確定するのは25年6月になるという。
昨年度の『24時間テレビ46』の募金総額は8億2100万8847円だったので、今年はすでに2倍近くの募金が集まっていることになるが、SNSでの反応は冷ややかだ。
「今年の『24時間テレビ』は、旧ジャニーズタレントのキャスティングを巡る問題と、何よりも横領金の着服問題の影響で視聴者からの評判を大幅に落としていました。そのため、今回の募金総額発表にも辛らつな声が相次いでいる、ということですよね」(夕刊紙記者)
旧ジャニーズ事務所の創業者・ジャニー喜多川氏(享年87)の加害問題の影響で、『24時間テレビ』は2003年のTOKIOから常態化していた旧ジャニーズありきの“メインパーソナリティー”枠を廃止したほか、他企画での起用も必要最小限に留めた。
また、系列局・日本海テレビ(鳥取)の元幹部社員(懲戒解雇および書類送検済み)が2014年から昨年までの10年間、『24時間テレビ』のチャリティー募金から264万6020円を着服していたことが23年11月に発覚。日テレはこの件を何度も謝罪しているが、いまだに非難の声はなくならない。
《「前年の8億4805万が約15億1095万円」に増えたと捉えるか、「実は昨年まで横領で半分くらいパクられてたんでは?」と捉えるか》
《去年より…増える? あんな事があったのに?… あ、横領が無いとそれだけ集まってたって…こと?》
《今年8億も急に増えるような要素なんかあった? ほぼ倍だよ横領事件で会計キッチリやったら増えたのかな?》
といった、横領問題に対する厳しい声が多く寄せられている。
今年の『24時間テレビ』は「自らの活動、番組の在り方を問い直す」という理由で番組タイトルを『愛は地球を救う』から『救うのか?』と疑問形にするなど、問題と向き合って制作されたのだが、やはり信頼を取り戻すのは簡単なことではないようだ。
そんな日テレの『24時間テレビ』は、来夏も放送されることが決まっているという。
「今年の『24時間テレビ』は旧ジャニーズタレントのメインパーソナリティーを置かず、総合司会を日本テレビの水卜麻美アナウンサー(37)、羽鳥慎一さん(53)、そしてくりぃむしちゅーの上田晋也さん(54)の3人が務め上げましたよね。
来年の『24時間テレビ』でも上田さんが総合司会を務めるのが“濃厚”と言われているんです。ただ、そこに不安がある。上田さんは仕切りが抜群に上手い名MCですが、アーティストやアスリートも多数出演する『24時間テレビ』の場合、“イジリ”がキツいという視聴者もいるんですよね……」(制作会社関係者)