■「俳優王になる」自分を追い込む山田裕貴の真意

 さらに、山田は途方もない目標を掲げていることでも知られている。

「2022年8月6日に公開された『ONE PIECE FILM RED』に、山田さんは映画オリジナルのエボシ役で出演していますが、彼は芸能界屈指の熱狂的なワンピ好き。そのため、同映画に関するめざましテレビのインタビューで、“俳優を目指しているころ、アルバイトをしていたんですが、ネームプレートに『俳優王に俺はなる』って書いてました”と告白。俳優王、とはとんでもない目的ですが、実際に達成しそうな勢いは感じられますよね」(プロダクション関係者)

 そんな山田だが、最近、自身の胸の内を明らかにしている。

「2022年12月6日に発売された、テレビ・ラジオの専門誌『GALAC』のインタビューで山田さんは“埋もれるのは怖いし、世界に溶けてしまうのはイヤ。俺、生きてるよ、見つけてくれよって気持ちが自分のなかにあるんです”と語っています。

 そのため“テレビで『俺は俳優王になる!』と言ったりしてますが、大きいことを言ってしまうのは怖いから。言わないと怠けてしまうから。言ったからには実現させないと恥ずかしいぞって。ネットの反応も全部追います。見て奮起することもあります。全員を納得させる演技力がほしいんです”と、自分を追い込むために、あえて大口を叩いている、という超ストイックな発言をしていました。

“ネットの反応も全部追います”というのは、批判も全て受け止める、というとんでもないメンタルの表れですよね。その強いハートも人気の理由だと思われます」(前同)

 山田は昨年2022年に公開された『東京リベンジャーズ』劇場版で、暴走族の副総長であるドラケンこと龍宮寺堅役を熱演。今年2023年のゴールデンウィークと夏休みには続編が公開されるが、ドラケンさながらのハートの持ち主ということか。

「しかし、週2本のドラマと公開中の2本の映画、さらにラジオ番組となると、“ネットの反応”をすべて追うのはさすがに至難の業ではないでしょうか……。大河のタフな撮影はずっと続いていくわけですからね、デビュー12年目にして、有言実行の危機にあると思うんですが……」(専門誌記者)

 圧倒的な人気を獲得しつつある山田。はたして「ネットの反応全て見る」を実行して、2023年にさらなるステップアップを達成することはできるのだろうかーー。