8月31日をもってフジテレビを退社した渡邊渚元アナウンサー(27)が、10月31日発売の『FRIDAY』(講談社)のインタビューに応じ、退社の原因となった病気のことや今後の展望について語っているが、その内容がテレビ関係者の間で物議を醸しているという。

 渡邊アナは2020年4月にフジテレビに入社。同年9月に『もしもツアーズ』の4代目ツアーガイドに就任。同じタイミングで『めざましテレビ』(ともにフジテレビ系)のリポーター及びフィールドキャスターにも起用されていた。

 しかし、23年6月に体調を崩し、同年7月以降はレギュラー番組を降板して休養に入ることに。さらに今年8月23日に、フジテレビを通じて《病気のためお休みしておりましたが、この度、退社する決断を致しました》とコメントを発表し、同月末で退社するに至った。

 10月1日には自身のインスタグラムでPTSD(心的外傷後ストレス障害)を患っていたことを公表。《これからは、自分のペースで、幸せを感じながらお仕事できればと思っています》《完全には無くならない病気だと思っているので、波はあるし、まだまだ通院は続きますが、現状とっても元気です》と今後について綴った。

「渡邊さんは『FRIDAY』のインタビューで、ある出来事が原因でPTSDを発症したこと、それが会社にも関係するものだったこと、警察に被害届を出すことも検討したが踏みとどまったなど、壮絶なエピソードを明かしていますが、体調を崩したのは古巣・フジテレビが関係しているとも思える言葉がインタビューの節々にあるんです。

《会社にも関係するトラウマなので》と明確に言っていて、仕事中や会社絡みの案件が理由でPTSDを発症したとも思えるわけです。渡邊さんはかなり早い段階で退社することも考えていたそうですが、フジテレビ側が引き留めていたということも今回のインタビューで明らかになりました」(ワイドショー関係者)

 渡邊アナは今年春にはフジテレビに対し、正式に退職の意向を伝えたという。当初は産業医を通じて伝えたものの、会社からは「考え直してほしい」と慰留され、退社話が進展することがなく、弁護士や主治医、ソーシャルワーカーにも相談したと明かしている。

「治療のため、新たな人生を送るためにも一刻も早く退社する必要があると感じていたそうです。しかし、“番組編成の時期まで待ってほしい”と会社側の都合で希望していた時期に退社することもできなかったと。

 フジテレビ側に渡邊さんに辞められたくない事情があったのではないかとも勘繰ってしまいますし、早期の退社を希望していたのに会社の都合に振り回されたとも受け取れるんです。渡邊さんが退社する際にはフジ内部でもさまざまな話が飛び交ったといいますからね……」(前同)