■ボーカルの“におわせ”投稿「制作活動にも支障がある」
「SIAM SHADEは1995年にメジャーデビュー。2002年に一度解散しましたが、その後何度か一時的な再結成を繰り返し、16年10月、デビュー20周年記念ツアーのラストライブで、SIAM SHADEとしての活動を『完結』と締めくくっています。
ギターのDAITAさんは解散後は唯一無二の超絶テクニックでファンの心を掴み、氷室京介さんのツアーギタリストとしても有名。13年には全米デビューを果たすなど、日本屈指のトップギタリストです」(前出の音楽ライター)
デビュー時からずっと、作詞・作曲はバンド名義だったSIAM SHADE。前出の音楽ライターは、「ギャラの取り分をメンバーで按分(あんぶん)するための工夫なのかもしれませんが、実質的な作曲は、ほぼDAITAさんがやっていることはファンの間では有名でした」とした上で、こう続ける。
「2011~16年の期間限定復活時、かつて所属していたレーベルとは契約が切れていたことから、13年、12年ぶりに発表した新曲『Still We Go』は作詞が栄喜さん、作曲がDAITAさん名義で、DAITAさんの作品を発売する『有限会社SOUND MOTORS』から出しています。その他、この期間の制作物をDAITAさんサイドが管理していたことから、その権利やギャラの配分で揉めたのでは、と噂されています。
リーダーのNATCHINさんは、先の訴訟問題を発表すると同時に今後の予定について、“2011~16年の期間限定復活の際に制作したDVDやグッズを再販するイベント等の活動を考えている”としていたので、このあたりの問題にカタがついたということでしょう」(前同)
なおボーカルの栄喜は、2019年5月21日に更新したブログで、
《自分達が今後音楽を続けて行く上で、解決しなくてはならない問題があります。いつになっても、自分達が思う回答が得られず残念な思いでいっぱいです。この状態が続くのは制作活動にも支障があるので、一刻も早く解決する為に、次の段階に進みたいと思います》
と、活動上の問題を抱えていることを明かしていたのだ。さらに翌日には《昨日はナッチンと何十年振りに地元烏山で会いました。専門家も交えて3人での会食でした》と報告。詳細は語らなかったが、《有意義な話を聞くことができ少し光が射した気がします。これを踏まえて、弁護士の先生と話を進めたいと思います》と含みをもたせていた。
弊サイトはSIAM SHADEのリーダー・NATCHINに対し、「何についての訴訟なのか」を確認するとともに、なぜ詳細を語らないのか、なぜ今後、DAITAが活動に加わる可能性が低くなるのかという質問状を送付したが、期限までに回答はなかった。
来年はSIAM SHADE30周年。ツアーをはじめいろいろなイベントを企画するにあたり、それまでに解決を図りたかったということだろうが、ファンからは、
《時間かかってもいいから五人でやってくれー》
《仮に再結成してもDAITAさんいないときついよなー。。せつなさよりも遠くへ行きました》
《DAITAがそこにいないなら私はライブもう行かないだろうな…》
と、悲痛の声が今も止まらない。