《何の裁判?》
《何揉めてたんだ?》

 先日明るみになった、ロックバンド「SIAM SHADE」の“訴訟問題”。しかしその内容についての詳細な説明は一切なく、ファンの間に憶測を広げたままだ。一体何があったのか――。

 リーダーでベースのNATCHIN(53)は11月4日、ボーカル・栄喜(52)、ギター・KAZUMA(52)、ドラム・淳士(51)と自身を含めた4人で、ギター・DAITA(53)を提訴していたこと、またこのほど和解したことを突如公表した。

 NATCHINが公式サイトに記した文言は、

《我々4人は2019年から弁護士に依頼し、DAITAに対して訴訟を提起しておりましたが、今般、その訴訟がようやく和解により円満に解決しましたので、皆様にご報告申し上げます。

 今後も、SIAM SHADEのメンバーは栄喜、KAZUMA、NATCHIN、淳士、DAITAの5人です。ただ、SIAM SHADEのメンバーのうち、栄喜、KAZUMA、NATCHIN、淳士の4人のみで活動することが多くなるかもしれません》

 というもの。つまりメンバーの脱退はないが、今後の活動はDAITA抜きで行なうことを示唆したのだ。

 訴訟内容が不透明なうえ、“和解”といえど活動は4人で行なっていくというわだかまりが見える事態に、X上では《SIAM SHADEと言えばDAITAだったので、4人から訴えられてた事後報告はやっぱりモヤモヤする》と混乱するファンの声が続出。

 アニメ『るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-』のエンディングテーマに起用され、大ヒットを記録した代表曲『1/3の純情な感情』の歌詞を引用し、《(今回発表された内容について)1/3も伝わらない》《切ない距離を感じてる》などとツッコむ声も多発した。

 訴訟の理由として、なかには、

《楽曲の版権問題しか思い浮かばんなぁ、売れたら1番揉める問題よね》
《活動を共にしないけど脱退もない。どう見ても円満じゃなさそうだが、抜けると過去曲の権利関係などに支障が出るんだろうか》
《ギャラの取り分か?》

 といった憶測も流れているが、業界事情に詳しい音楽ライターは、「“匂わせ”はありました」と話す。