■「私が大事なのはコアなファンだけ、にわかはどうでもいい」
本人も想定外の広がりを見せているアレン様の待ち受け画面だが、そもそもなぜ幸運を招く効果があると考えられるようになったのか。その過程についても、アレン様は冷静な分析をする。
「ファンの方は、私と会って『すごく元気が出た』とか、私の動画を見て『救われた』『生きる気力が湧いてきました』とか言ってくださる方がすごく多いんですね。そこから私がなんだか『歩くパワースポット』みたいな感じになっていったので、そういうところなんでしょうね。
私が好き勝手自由に生きてるじゃない? 思ったことは言うし、自責じゃなくて他責ってポリシーで生きているから、そこにみんなが共感して、『好き放題生きていいんだ』って思って、『アレン様のご幸運を授かる』というふうに考えるようになったのが根底にあるんじゃないかな」
アレン様の自己肯定感の高さやポジティブで自由なメッセージが、この暗い世相に響いているということなのだろう。
しかし、これだけの反響についても、「ただ流行っているだけ」とキッパリ。
「私はぶっちゃけ、『アレン様を知ってる』程度のにわかの人のことはどうでもよくて。私が大事にしているのは本当にコアなファンだけ。もちろん私を知ってくださる方が増えることはとてもありがたいことなんですけど、私のファンはすごく熱狂的だから、ただ待ち受け画面を変えて幸運にあやかろうとする人とは全然違うんです。だからファンが増えた、広がったというよりも、ただ『流行ってるな』という印象でしかないですね」(前同)
待ち受け画面を元に戻すと「不幸が訪れる」という噂まで生まれているが、アレン様は「ただ幸運にあやかろうとする人」に警告する。
「私を本当に信仰していない人が、ただ幸運が欲しくて待ち受け画面を私に変えても、地獄に突き落とされるんですよ! 逆に地獄を見るんで、怖いんです。SNSを見ていても、地獄に落ちてる人けっこういますよね」(同)
不確実性の時代と呼ばれるほど、先行きが見えない昨今だからこそ……ブレない“アレン様”の存在はひときわ眩く見えるのかもしれない。
アレン
大物マダムタレント。生きる幻。2014年、全身の美容整形に1500万円をかけた「日本一の謎の整形男子」としてタレント活動をスタート。日々、嫌な事にはNoを突き付けブチ切れまくり、クリーマン(ファンの総称)達の生きる道標としてもォットリとご労働中。この大地獄の世の中で、楽に生きる術を発信し続けている。