■MC就任5年――相葉雅紀の司会ぶりも高評価
2016年に『紅白』白組司会を務めている相葉だが、セリフを噛んでしまうことも多々あった。2019年に『FNS歌謡祭』のMCに起用されて以降も厳しい声が寄せられ続けたが、今年7月放送の『2024 FNS歌謡祭 夏』で評価は一変。
Snow Manのラウール(21)がパフォーマンス直前に「ちょっと腰を痛めてしまって」と告白した際には「本当に大丈夫? ちょっと変わろうか?」と肩を回して心配したうえで「みんな、いるから」とラウールの背中を押す場面があった。
SEVENTEENの出番では、ジョンハン(29)に「(2020年の『FNS』では対面できなかったから)やっと会えて嬉しい」と言われ、相葉も「こちらこそありがとうございます。やっとだよね!」と笑顔で応じたり、「スタンバイよろしくお願いします。頑張って!」と手を振って送り出したりと、いい意味で司会っぽさを感じさせない自然なトークを展開していた。
楽曲紹介をする際に相葉がナレーションを担当する場面もあったが、声を張りすぎない、優しく穏やかな語り口調が《柔らかくてスっと入ってきて》《安定して聞き心地が良くて安心する》と好評だった。
「MC就任から5年、相葉さんは『FNS歌謡祭』にしっかりハマったと言えそうです。そんな相葉さんのMCに加え、『紅白』以上に注目度の高いアーティストが続々と登場するわけです。
再稼働の話がある嵐ですが、テレビ出演の際は、STARTO社と明確に距離のある『紅白』ではなく、相葉さんがMCを務める『FNS歌謡祭』を優先する――そんな展開もあり得るかもしれませんね」(前出のワイドショー関係者)
多く言われている『紅白』の凋落と、豪華さを増したと感じさせる『FNS歌謡祭』。師走の風物詩が変わろうとしているのかもしれない――。