俳優の藤原紀香(53)や篠田麻里子(38)らが所属する大手芸能プロダクション「サムデイ」が廃業する方針であることが11月21日に明らかとなり、世間をざわつかせている。

「サムデイ」は1993年に設立された会社。タレントや歌手を「ENTERTAINMENT」、元アスリート選手を「SPORTS」と2つの部門に分けてマネジメントを行なっていて、会社HPで確認すると11月22日時点では業務提携も含めると、「ENTERTAINMENT」が15人、「SPORTS」が9人、総勢24人が在籍している。

「2014年に亡くなられた名優・宇津井健さん(享年82)が所属していた事務所としても有名で、宇津井さんのプロフィールページは現在も記念枠に残されています。

 かつては宇津井さんや、CM女王でもあった藤原さんなど、所属タレントが映画、ドラマ、バラエティ番組出演、イベント出演などで多く活躍していた有名プロダクションでしたが、2020年頃からコロナ禍の影響もあり、業績不振や経営陣への不安がささやかれるように。そして、11月21日、『週刊女性PRIME』に“年内廃業する”と報じられたんです」(女性誌ライター)

 先述のように、同プロダクションには業務提携を含めると現在も24人のタレントがいるが、『週刊女性PRIME』の報道によるとすでにアスリート部門は専属スタッフが1人もいないような状況だという。

 ワイドショーデスクはこう話す。

「実は、同プロダクションにはすでにマネジャーは2人しかいないと聞こえてきています。当然ながら仕事を回せるはずもなく、紀香さん、篠田さんクラスのタレントでも、1人でタクシーなどで仕事現場に向かってもらうこともあるといいますよ。

 さらに驚くことに、こうした緊急事態なのに、所属タレントにも会社の今後に関する詳細が社長から伝えられていないというんです」

 会社が廃業するとなれば、社長が所属タレントにそのことを一番に伝えるのが普通だろう。

「ところが、タレントが社長に廃業の件を問い合わせても連絡がつかない、ついても“まだ分からないから”などと曖昧な返事しか返ってこないそうなんです。

 加えて、会社を畳むとなれば取引先など外部への説明も必要になりますが、事務所に問い合わせても、すでに電話が全くつながらない状況にあるといいますよ。もはや対応をする気がないのか……」(前同)