■役の不遇さにファンから不満の声も

『わたしの宝物』はドロドロの三角関係を描く“不倫もの”とは少し毛色が違う作品であるため、不倫相手のポジションである深澤(冬月)と夫・宏樹(田中)による修羅場は6話まででは描かれていない。それどころか、冬月は“自分が美羽(松本)を妊娠させた”という事実さえ知らずにいて、いまひとつ本筋に関われていないのだ。登場シーンでやたらと歩道橋にいることも含めて、

《出てきたと思ったら図書館か歩道橋の2択だし深澤担としてもうんざりする》
《冬月だけずっと、なんか、なんもしてないな...もうずっと歩道橋いるし》

 といった不満の声も噴出している。

「演技力に関しても、第6話(11月18日)が良い例ですが、同作では夫役の田中さんの存在感が圧倒的なんです。托卵の事実を知って、あまりのショックに生後6か月の“自分の娘”と心中しようとする場面など、とても見ていられなかったほどの臨場感があった。

 その他の登場人物も、恒松祐里さん(26)や北村一輝さん(55)といった実力派ばかり。そのため、深澤さんの演技の低さがより目立ってしまうところはあるかもですね……。深澤さんはドラマや映画への出演経験はある程度あるものの、本業の俳優と比較されるのはキツいところでしょう。やはり、経験不足は否めない。温厚な人たらしの青年という素朴なキャラクターは、深澤さんに合ってはいるのですが……」(前出のテレビ誌編集者)