■昨年末は『紅白』の世帯視聴率を1%削った

 Snow Manは昨年、旧ジャニーズ事務所の創業者・ジャニー喜多川氏(享年87)の加害問題の影響で『紅白』に出場できなかった。

 その代わり、彼らは昨年大晦日の午後8時半からYouTubeで行なった生配信が大成功。最大同時接続数133万人を突破し、YouTubeライブ最大同時接続数の日本記録を更新している。世帯視聴率1%は、全国では推計約118.5万人とされているため、それだけの数字を“裏番組”の『紅白』からさらったとも言えるだろう。

「Snow Manは、ゴールデン帯の冠バラエティ番組『それSnow Manにやらせて下さい』(TBS系)がお茶の間でも大人気。来年には新番組『旅するSnow Man(仮)』が日本テレビで放送され、Huluやディズニー+で配信されることも決まっています。

 11月14日には目黒蓮さん(27)が『第41回ベストジーニスト2024』の“一般選出部門”にも輝いています。同部門はSNS調査によりランダムに選ばれた10~50代の幅広い世代5000人の投票結果から選出されますから、Snow Manのファン以外からも多く投票されたということではないでしょうか。どんどん国民的な存在になっているということですよね」(ワイドショー関係者)

 Snow Manは本業であるアーティスト活動も絶好調。10月30日発売の4thアルバム『RAYS』は初週108.1万枚を売り上げ、11月5日発表の最新『オリコン週間アルバムランキング』で初登場1位。1stアルバム『Snow Mania S1』から4作連続・通算4作目の1位となった。

「1stアルバムからの4作連続累積ミリオン達成」は、04年4月12日付での宇多田ヒカル(41)のアルバム『Utada Hikaru SINGLE COLLECTION VOL.1』以来、20年7か月ぶりで令和初。男性アーティストでは史上初でもある。

「『紅白』は現在も、多くの歌手にとっては“出たい番組”。出ることで自らを圧倒的多数の人々に知ってもらえるからですが、その一方で、もはや出る必要がないアーティストがいるのも事実。すでに、誰もが知る国民的歌手、グループになっている人たち、そしてすでに多数のファンを持つアーティストにはメリットは少ないですよね。

 サザンオールスターズ、そして現在もNHKに口説かれていると言われるB’zなどがそうした存在なわけですが、Snow Manもそうしたところに近づきつつあると言えるのかもしれませんね。

 ライブが行なわれるという一部報道もありましたが、Snow Manの9人が今年の大晦日、昨年に続いて生配信ライブなどを行なうかどうかは明らかになっていません。ただ、ファンは、固唾を呑んで見守っていますよね」(前出のレコード会社関係者)

 昨年11月、目黒は大晦日の生配信イベントを告知する際、インスタグラムのストーリーズで、《9人とみんなで最高の大晦日にしようね! 絶対後悔させないよ 俺らを正解にする》とファンに呼びかけていた。『紅白』には出ないSnow Manは、今年も「正解」の生配信イベントを開催するのだろうか――。