■フジテレビはディズニーでも……
前出のテレビ誌編集者が続ける。
「MCの内田さんに対しては《内田有紀が美し過ぎて可愛過ぎてワイプ映るとサザエさんより内田有紀が気になる》と絶賛の声も上がりましたが……過去の名作アニメにワイプが入るという構成に怒りの声が殺到してしまったんですよね。フジテレビでは今年、ディズニー絡みでも批判が殺到する演出がありましたよね」
6月5日の『奇跡体験!アンビリバボー』(フジテレビ系)では、出演者らが東京ディズニーシーの新エリア「ファンタジースプリングス」をグランドオープン前に訪問し、体験する模様を放送。番組の最後にはディズニー公式の前夜祭イベント「THE FANTASY BEGINS」の目玉となる一夜限りの特別映像とドローン1000機によるスペシャルプログラムをライブ中継した。
その際、画面左上にワイプが設けられ、スタジオの出演者がリアクションをしたり、MCのバナナマン・日村勇紀(52)が『アナと雪の女王』の『Let It Go~ありのままで~』を歌い出すという展開となった。
「ディズニーファンの多くは幻想的な雰囲気、楽器隊とコーラス隊による演奏やパフォーマンスに期待していたんです。にもかかわらず、それが出演者の“すっげぇ!”といった大きなリアクションで妨害されることになってしまい、《ワイプの芸能人がうるさい。ヤバイヤバイ!! キャーキャー!! ディズニーの世界ぶち壊し》などの批判が寄せられました。
今回の『サザエさん特番』も同様ですよね。そのため、《テレビの悪い所こういう所だぞ!!》や《ワイプ要らんわ。フジそう言うとこやぞ》とツッコミが入ってしまっているんでしょうね」(前同)
バラエティや情報番組ではワイプが当たり前になっているが、制作サイドが思っている以上にこの演出は、視聴者の不評を買っているようだ――。