3月4日、ピン芸人日本一決定戦『R-1グランプリ2023』(カンテレ・フジテレビ系)が行なわれ、吉本興業所属の田津原理音(29)が優勝を果たした。

 今年の大会決勝にはYes!アキト(32)、寺田寛明(32)、ラパルフェ都留拓也(28)、サツマカワRPG(32)、カベポスター・永見大吾(33)、こたけ正義感(36)、コットンきょん(35)が参加。

 ファイナルステージには田津原ときょんが進出し、田津原はカードパッケージの開封ネタを披露。審査員5人による決戦投票で3対2となり、きょんを破って勝利した。

 田津原は優勝賞金500万円を獲得したほか、4月クールに天海祐希(55)が主演を務める月10ドラマ『合理的にあり得ない〜探偵・上水流涼子の解明〜』(カンテレ・フジテレビ系)への出演も決定。6月にも優勝特典の特番が主催のカンテレ・フジテレビ系で放送されることが明らかに。

 田津原は優勝後「ホンマにいいんですか。何をするの、私? え、夢あるくないですか」と発言。2022年12月の『M-1グランプリ』で優勝したウエストランド井口浩之(39)が「M-1には夢があるが、R-1には夢がない」とネタにしていたことに反論した。さらに「プレッシャーはありますね。R-1には夢があると思ってもらえるように頑張っていきたい」とコメントしている。

 ワイドショー関係者は言う。

「田津原さんの優勝は見事でしたが……それほどニュースにもなっていませんよね。誰が優勝したのか、そもそも誰が決勝に進んでいたのかなど、知らない人も多いですからね。加えて、“やらせ疑惑”も取り沙汰されてしまいました」

■制作サイドの不手際で“やらせ疑惑”まで浮上

 ファーストラウンドのトップバッターだったYes!アキトがネタを披露し、審査員5人がそれぞれ採点した合計点は「456点」だった。ところが、モニターには一瞬だけなぜか「田津原理音 470点」との表示。これが、実際に7番目だった田津原が獲得した点数と一致したため、SNSではさまざまな憶測を呼んでいた。

 3月6日、『R-1グランプリ』は番組公式ツイッターを更新し、この問題について以下のように説明した。

《3/4(土)19時放送『R-1グランプリ2023』の審査得点発表の際、リハーサル時に入力した仮のデータが制作側の不手際により誤表示されました。全出場者の得点は審査員の厳正な審査によるものです。経緯は番組公式HPで報告いたします。視聴者、関係者の皆様にご迷惑をお掛けし謹んでお詫び申し上げます。》

※画像は『R-1グランプリ』の公式ツイッター『@R1GRANDPRIX』より