TBSの宇内梨沙アナウンサー(33)が12月4日、今月いっぱいで局アナとしての仕事はすべて卒業し、来年3月に同局を退社することを自身のSNSおよび水曜パートナーを務める同局のラジオ番組『アフター6ジャンクション2』で報告した。

 宇内アナはラジオで退社理由を「自分の生活をもっと大切にしたいという率直な思いから」と説明。20代の頃は仕事に生きがいを感じていたが、昨年末に結婚したことで当たり前の身近な生活を大切にしたくなったこと、入社してから10年目の節目であることから、退社を決意したと説明した。

「宇内アナは昨年12月25日に“クリスマス婚”していたと、今年1月14日放送の和田アキ子さん(74)の冠番組『アッコにおまかせ!』で報告していましたね。宇内アナは2021年8月から4代目の進行役を務めています。

 TBS退社は本人の発言にもあるように、結婚を経ての価値観の変化が主な理由ではあるでしょうが、SNSでは『アッコにおまかせ!』でのトラブルも影響したのでは……と心配する声も多く寄せられていますね」(女性誌編集者)

 今年7月7日、『アッコにおまかせ!』では、同日が投票日だった東京都知事選特集が放送されたが、宇内アナは番組内で「(候補者の)名前を間違えると、無効になってしまいます」「ひらがなで立候補している人はひらがなで、漢字で立候補している人は漢字で書くようにしてください」と発言。

 しかし、この情報は誤りで、その後「東京都選挙管理委委員会によりますと、候補者の名前をカタカナやひらがなで記入しても、候補者と特定できれば有効になるということです。大変失礼致しました」と訂正して謝罪していた。

 訂正後もSNSでは誤った情報を流したことへの批判が相次ぎ、元TBSキャスターで立憲民主党の杉尾秀哉参院議員(67)も同日に自身のXで、

《アナウンサーがアドリブで言える内容ではないし、そもそも局のチェック体制はどうなっているのか。通りいっぺんの訂正、謝罪ではなく、局としてキチンと説明してもらいたい》

 と、厳しいコメントを出すほどだった。

 宇内アナの退社発表で上記の騒動を思い出した人も多かったようで、

《アッコにおまかせ!!!の選挙の話題で心身ともに疲れたのが原因?ではないと信じたいけど…宇内アナ、なんでや〜!?》
《えー宇内さん!なんてこった…選挙のあれが絶対響いたよな。宇内さん何も悪ないのに…相変わらず社員を守れないなTBSは…》
《宇内アナTBS退社マジか…アッコのせいじゃないのか…》

 といった声が寄せられているのだ。

 TBS関係者は言う。

「『アッコにおまかせ!』での大炎上が、宇内アナの進路に多少なりとも影響を与えたところはあったかもしれませんね……。

 同番組には以前から“賞味期限切れ”を指摘する声もありましたが、レギュラー出演陣が次々と辞めていったり、都知事選の件に限らずトラブルも多く、あまり明るい話題が聞こえてこない番組となりつつありますよね……」

『アッコにおまかせ!』の進行は1998年から番組に出演していた“初代進行”の安東弘樹(57)が14年9月に番組を卒業し、18年3月にTBSを退社。その後、担当した国山ハセン(33)も19年9月に卒業し、22年12月末で退社。さらに後任の若手男性アナウンサーも21年6月に降板し、宇内アナが引き継いでいた。そして彼女も年内で卒業……次々と進行役が消えていっているのだ。