12月6日に急逝した、歌手で女優の中山美穂さん(享年54)。あまりにも突然の出来事に、多くの人がショックから立ち直れずにいる――。

 中山さんは6日のビルボードライブ大阪でのソロコンサートのため、朝9時に関係者と東京・品川駅で落ち合うはずだったが、姿を見せなかった。関係者が渋谷区内の自宅を訪れたところ、水が張られた浴槽の中に前かがみの状態で倒れているところを発見され、通報で駆けつけた医師により死亡が確認された。

 同日夜8時、中山さんの妹で女優の中山忍(51)は、姉の自宅の前で報道陣のカメラの前に姿を現し「突然のことでお話しできることが何もありません」と、涙ながらにコメントしていた。

 中山さんの元夫でミュージシャン、作家の辻仁成(65/2014年7月離婚)も8日にブログを更新。直接中山さんの名前は出さなかったが、《不意の悲しい知らせがあり、昨日は日記をお休みして、一日、祈っていたのである》と、沈痛な想いを露わにした。

 そのほかにも、中山さんとつながりのある多くの芸能人がSNSなどで追悼のコメントを寄せている。

「警視庁は8日、入浴中の事故や病死の可能性があると見て身元特定法に基づく解剖を実施。同日に中山さんの公式サイトが更新され、死因は“入浴中に起きた不慮の事故”によるものであると公表されました」(女性誌編集者)

 中山さんの公式サイトには、

《検死の結果について、慎んでご報告申し上げます。検死の結果、事件性はないことが確認されました。また、死因は入浴中に起きた不慮の事故によるものと判明いたしました》

 と、所属事務所「株式会社 BIG APPLE」からのコメントが掲載されている。

「中山さんが浴槽で亡くなっていたことから、SNSなどでは急激な気温の変化により血圧が変動して心臓や血管の疾患を発症する“ヒートショック”の可能性を指摘する人も多かったですね。Xでは同ワードがトレンド入りしていました。

 また、入浴中の事故を経験したユーザーが“決して他人事ではない”と注意喚起する声も多く寄せられています」(前同)

 中山さんの死因が「入浴中に起きた不慮の事故」という情報を受けて、Xには、

《ミポリンの死因が入浴中の不慮の事故と聞いて昨日もお風呂に入る時 水分取りながらしっかり脱衣所もお風呂場も暖めて…そして旦那とお互いに声をかけあうそんな基本的なことを確認したよ 3年前には向かいのお宅のご主人も風呂場で亡くなってたから》
《まれに時々風呂に浸かっていると、気持ちよくて意識が遠くなる(気絶らしい)ことがあるからなぁ、分からなくもない》
《私も長風呂したあと目の前が真っ白になって意識飛びそうになったこと何度もあるもん。 特に空腹時と寝不足のときのお風呂には要注意。具合悪いときはむしろ入らない方がいい》

 といった浴槽での事故に警戒する声、体験談などが多く寄せられている。