■オードリー若林も“本命”の1人
オードリーは2008年の『M-1』の敗者復活戦から決勝戦に勝ち上がり、ファーストラウンドを1位で追加。最終決戦ではNON STYLEに敗れて準優勝に留まったものの、翌年以降は優勝したNON STYLE以上の大ブレイクを果たした。
「オードリーのネタ作り担当は若林さんですし、彼はオードリーに加え、南海キャンディーズ・山里亮太さん(47)とのユニット『たりないふたり』でも漫才を披露していました。2人のエッセイを原案とした『だが、情熱はある』(日本テレビ系)はドラマ化されて話題になりましたよね。
2009年スタートのラジオ番組『オードリーのオールナイトニッポン』(ニッポン放送)はカリスマ的な人気を誇りますし、24年1月には東京ドームで『オードリーのオールナイトニッポン in 東京ドーム』を開催し、イベントは大成功を収めました。人気面、お笑いファンからの評価も文句ナシですよね。
それに太田さんもそうですが、吉本芸人ではないという点も審査員として推される理由の1つ。吉本勢とは違った視点で審査してくれるのではないかという期待感があります。さらに若林さんの事務所から2組も決勝進出者が出ていることも注目ポイントではないでしょうか」(前出の放送作家)
オードリーの事務所の後輩であるトム・ブラウンとヤーレンズが決勝進出を決めている。
「事務所の後輩が決勝にいるから――というわけではないのですが、直接の後輩であるトム・ブラウンやヤーレンズとの絡み、彼らを若林さんがどう評価するのかを見てみたいというお笑いファンもいるはずです。
それにここ最近、同事務所の後輩芸人たちが“ネタ見せ”をする機会が増えているそうで、若林さんもそんな若手のネタのチェックをすることもあると言うんです。日頃からネタ、漫才を見る目を磨いているという点も、太田さんの対抗の“本命候補”として若林さんの名前が挙がっている理由ですね」(前同)
ただでさえ『M-1』の審査員にはプレッシャーがのしかかると言われるが、“松本人志の代わり”となるとその重みはさらに増すはずだ。そんななか、今回の『M-1』の審査員に就任する芸人は果たして――。
決勝戦・敗者復活戦の審査員は、『M-1』決勝の1週間前、12月15日の事前番組『M-1グランプリ20回記念俺たちだって面白い!1万組のエントリー物語』(12時55分~13時55分、テレビ朝日系)の中で発表される。