■炎上コラムニストとキムタクのファッション観に通ずるところも……

 木村といえば、ドラマ『HERO』(フジテレビ系)で着用したダウンジャケットをはじめ、身に着けたアイテムが即完売するほどの絶大な影響力を誇り、かつては「男性がマネしたいファッションリーダー」ランキングの1位の常連として知られた存在だ。

 そんな木村はパーカーを頻繁に着用しており、“おじさんパーカー論争”真っ只中の12月11日にもインスタグラムを更新し、堂々とライトグレーのパーカーを着て、フードを被った自撮りをアップしている。

「インスタの投稿を見てみると、1週間のうち2~3回はパーカーを着ている印象ですし、通っているブラジリアン柔術のジムのロゴが入ったパーカーを着て街を歩いている姿を週刊誌に撮られたこともありました。

 木村さんは若い頃からアメカジが好きですし、着ているパーカーもブランド物だったりヴィンテージだったりするんでしょうね。そして、今も自分の好きなファッショを貫き通しているということですよね」(前出の女性誌編集者)

 2019年1月発売の『anan』(マガジンハウス)では、木村が愛用のデニムやブーツ、シルバーアクセサリーなどのこだわりのアイテムを披露。

 木村は《同じ物をつけることで、心が落ち着いたり、安心感がもらえたり……。それって人も同じ。ずっと変わらない人たちに会うと非常に安心します。そういう存在がいることで、自分もパーマネントな感覚でいられるかもしれません》と語っていた。

「木村さんは、自分が大切にしてきた物、ファッションの考え方をしっかりと守っている感じですよね。

 9月には自身のYouTubeチャンネルに寄せられた15歳の男性視聴者からの『GUで1週間コーデを考えてほしい』というリクエストを受け、木村さんがファッションをコーディネートするという動画がアップされましたが、ここでも木村さんはパーカーをチョイスしていました。自分の好きなものであり、15歳の男性に似合うアイテムを木村さんなりに熟考して選んだんですよね」(前同)

 そして、9月14日配信の『SPUR.JP』では、木村はファッションのこだわりやルールについて、《自分が赴いた先で誰と共に時間を過ごすか、何をするかによって服は変わってくると思います。まずそこが一番じゃないですかね。一緒に時間を過ごしてくれる人に対してどう対峙するかという》とも語っている。

「つまり、相手のことやTPOを一番に考えながら木村さんもファッションを決めているということですよね。“おじさんパーカー論争”の発端となった妹尾氏も問題にしていたのは“商談の際のパーカー”のことだったわけで……木村さんも妹尾氏も根底の考え方は似た部分もあるのかもしれません。

 木村さんが“おじさんパーカー論争”に参戦することは絶対にないでしょうが、52歳になった今でも、パーカーをカッコよく着こなす木村さんがどう思っているのかは聞いてみたいですよね」(同)

“おじさんパーカー論争”を横目に、木村は、TPOを重視しながらも自らのファッション観を貫いていくに違いない。