松下洸平(37)主演の連続ドラマ『放課後カルテ』(日本テレビ系/土曜午後10時)の第9話が、12月14日に放送される。7日放送の第8話は、児童の病気や悩みが繊細に描かれ、誠実な作りに評価が高まっている。
同ドラマは、日生マユ氏の同名漫画が原作。小学校に赴任した小児科医・牧野峻(松下)が、鋭い観察眼で“言葉にできないSOS”を見抜き、未来へ向かう子どもたちの背中を押す保険室ヒューマンドラマ。これまで数々の沼を発生させてきた松下が、ぶっきらぼうな医師を演じることに注目が集まったが、本作の魅力はそれ以外にもありそうだ。
第8話は、音楽会に向けて各クラスで練習が進むなか、芳野(ホラン千秋/36)が担任する1年2組の真愛(英茉/6)は、教室ではクラスメートと一緒に歌うことも、話すこともできず、母の彩(野波麻帆/44)を悩ませていた。真愛は自宅ではコミュニケーションできており、授業態度や成績にも問題はない。
芳野と彩から相談を受けた牧野は、真愛が社会的な場面でのみ声が出せなくなる「場面緘黙(ばめんかんもく)」だと判断。牧野は、芳野に“教室では一番後ろの席が安心”などと、クラスでのケアについてアドバイスし、彩の育て方には因果関係はないと説明。そして牧野は、交換日記で真愛の心を開こうとするが……という展開。
X上では、《小学1年生が相手でも笑わないし、「おまえ」呼びだし、ぶっきらぼう。でも、交換日記とかかくれんぼとか、以前の牧野先生なら考えられない。誰よりも相手のことを分かろうと向き合って、うろたえたり焦ったりうれしそうにしたり、どんどん人間らしさが増してくる牧野先生が愛おしい》など、松下演じる牧野を称賛する声が。