羽鳥慎一(53)が総合司会を務める朝のワイドショー『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系/平日朝8時~)。12月16日の、レギュラーコメンテーターを務めている元テレビ朝日社員・玉川徹(61)の発言が物議を醸している。
この日の『モーニングショー』では、安倍晋三元首相(享年67)の夫人・安倍昭恵さん(62)がドナルド・トランプ次期米大統領(78)の誘いで、同日夜にアメリカで開催される夕食会に招かれた、というニュースが紹介されていた。
そこで玉川は、昭恵さんがトランプとの夕食会に参加することに対して、現在の政治情勢が「非常に微妙な時期」であることなどから、「何らかの事態でマイナスの結果が出た時にはどうすんだろうっていうふうに僕は思っちゃったりする」と、否定的な見解を示していた。
玉川の発言はXで拡散されて議論となり、大きな盛り上がりを見せた。たとえばアルピニストの野口健氏(51)は、
《浅はかな愚かなコメント。
そもそも論として民間人同士の交流にガタガタ言われる筋合いはない。
仮にトランプ氏が大統領に就任された後でも大統領は友人と食事をするのは問題ないでしょ》
《救いようもない馬鹿者だと。馬鹿がそういうのだから間違いないだろう》
と厳しく言い放ち、それも大きな話題になっている。
制作会社関係者は話す。
「『モーニングショー』は、抜群のアナウンス技術を持つ羽鳥さんによるスムーズな進行や、時事問題を分かりやすくまとめた大きなパネルでの解説などで人気のある番組ですよね。しかし、何よりも話題になるのは、今回のような玉川さんの忖度なしの“攻めた発言”ですよね」
玉川の攻めた発言には毎度、賛否の声が上がり、SNSは沸騰。ネットニュースとして報じられることも珍しくない。
例を挙げるときりがないが、大きなところでは、2022年9月28日の放送回で、同番組が安倍元首相の国葬を取り上げた際の騒動がある。玉川が国葬には政治的意図を匂わせないように「(大手広告代理店の)『電通』が入ってますからね」と指摘したところ、事実ではなかったため大問題に。テレビ朝日は事態を重く受け止めて、10月5日から10日間、当時は局員だった玉川を出勤停止の謹慎処分にした。
また、23年4月26日放送回では、日本人が米よりも輸入頼みの小麦を食べている現状に触れて、「農家は米の生産をやめて小麦とかにいってほしい」「食べないものを作ってもしょうがない」と発言し、やはりネット、SNSは大荒れとなった。