■視聴率は同時間帯トップかつ2位と倍近く差

 玉川の発言を巡って何かと荒れがちな『モーニングショー』だが――前出の制作会社関係者は言う。

「玉川さんは今年4月から冠ラジオ番組『ラジオのタマカワ』(TOKYO FM)がスタートするなど露出も増えているし、なんだかんだ言って『モーニングショー』でも存在感は圧倒的ですよね。もはや、炎上も同番組の1つのコンテンツになっている感じで……『モーニングショー』は同時間帯の民放局の番組で、断トツトップの高視聴率番組となっているんです。

 視聴層はシニアがメインで若い人は少ないんですが、それを考慮しても他局との数字の差がとんでもないんです」

 12月11日放送の『モーニングショー』の視聴率は世帯10.3%、個人5.7%だった。一方で、同日朝8時台の各局の世帯・個人視聴率は以下の通り。

・日本テレビ系『ZIP!(3部)』…世帯5.6%/個人3.6%

・TBS系『ラヴィット!』…世帯2.4%/個人1.2%

・フジテレビ系『めざまし8』…世帯4.3%/2.3%

『モーニングショー』に次ぐのは『ZIP!』だが、数字には倍近くの差があることがわかる。

 なお、時間帯は重複していないが、男性アナウンサーでは羽鳥と人気・実力を二分する存在である安住紳一郎アナウンサー(51)がMCの情報番組『THE TIME,』(TBS系/朝5時20分~8時)の同日の7時台の視聴率は、世帯4.4%、個人2.5%だった。

「『モーニングショー』の“強さ”の影響は大きいですよ。『モーニングショー』につづいてテレ朝で放送される『じゅん散歩』と『大下容子ワイド!スクランブル』も、同時間帯トップの世帯・個人視聴率を記録しているんです。

 テレ朝は“午前中を支配している”とも言えそうな状態で、他局は“『モーニングショー』にはもう太刀打ちできない”と、諦めムードとも言われています。

 テレ朝の午前中独り勝ちの背景には『モーニングショー』の存在がある。そこで、多くの議論を呼ぶ玉川さんの発言力が大きな武器になっているのは間違いないですね」(前同)

 巷には炎上商法という言葉があるが――番組の好調を受け、玉川は今後も“攻めた発言”を続けるのだろう。