■『有吉ゼミ』が“フジ月9打倒”の流れをつくっている

 月曜の日本テレビといえば、19時からは『有吉ゼミ』、20時からは『世界まる見え!テレビ特捜部』、21時からは『しゃべくり007』、22時からは『月曜から夜ふかし』と、たしかに人気番組がズラリと並んでいる。

「月曜の19時から、他局はお手上げ状態。そのけん引役を『有吉ゼミ』が担っているんです」(前出の制作会社関係者)

 2月27日の『有吉ゼミ』のコア視聴率は6.1%、『まる見え』は6.5%、『しゃべくり007』は6.3%、『夜ふかし』は5.8%だったという。

「4番組とも超が付く高視聴率なんです。一方、テレビ関係者の間で言われているのが“フジテレビの月9が死んでいる”ということ。今は北川景子さん(36)主演の『女神の教室〜リーガル青春白書〜』が放送中ですが、2月27日のコア視聴率は2.2%でしたからね。

『有吉ゼミ』は日テレの“最強の月曜”の先陣を切る存在であり、フジの最強ブランドである月9をぶっ壊す流れを生み出すなど、さまざまな点で局に貢献しているんです」(前同)

 日本テレビの番組だけではない。『かりそめ天国』のコア視聴率は4%中盤から後半、『有吉クイズ』と『夜会』は3%台と、高い水準を維持している。

「有吉さんの番組の多くが高いコア視聴率を取っている。そういった意味でも、有吉さんが今のテレビ界ナンバーワンのタレントであり、断トツでトップを走るヒット番組請負人だと言われているんです。2021年4月の『週刊文春』(文藝春秋)で、その年収は5億円を優に超えていると報じられていましたが、それも納得の活躍ぶりということですよね」(同)

 天下を取って久しい有吉だが、その絶頂期はまだまだ続いていきそうだ。