■ソフトバンクのCMに“異変”か

 前出の民放キー局関係者は言う。

「中居さんの番組にCMを出してくれている企業も、トラブル報道の動向を注視しているといいますが、CMを巡っては、すでに中居さん自身が出演するCMで動きがあったとも聞こえてきています。

 中居さんは昨年9月から、携帯電話のソフトバンクのCMに起用されていますが、予定されていた新たなCM撮影が取りやめになったという話が言われていまして……」

 中居は2023年9月に全国放映されたCM「チチンペイペイ 劇団来日」篇を皮切りに、ソフトバンクのCMに起用されている。

「劇団来日」篇の内容は、“主役”を務める劇団ひとり(47)がプライベートジェットで来日し、豪華なキャビンで 「チチンペイペイソフトバンク!」と魔法の言葉を唱えながら独特のステップを踏み、ソフトバンクユーザーはPayPayポイントが魔法のように貯まることをアピール。そんなCMを控室のテレビで眺める中居が、軽やかなステップを踏みながら「この役、俺じゃない?」とこぼす――というもの。同月14日には、中居が“主役”の「中居来日」篇も放送された。

 その後も、中居はソフトバンクのCMでは広瀬すず(26)やお笑いコンビ・令和ロマンと共演するなど活躍。今年10月にもヒコロヒー(35)との「ペイトク店長 アパレル」篇、田中要次(61)との「ペイトク店長 ケーキヤ」篇と、2種類の新CMがスタートしたばかりだった。

「ペイトク店長」シリーズは、中居演じる“ペイトク店長”が、料金プラン「ペイトク」ならお得にキャッシュレス決済サービス・PayPayのポイントが貯まることをお客さんにアピールするCMだった。

「ソフトバンクのCMの仕事は、中居さんにとって19年以来4年ぶりのテレビCMでもありました。久しぶりのCMではキレキレのダンスを披露する中居さんの姿が話題となったほか、何よりもCM復帰の第1弾としてソフトバンクを選んだことが、SMAPファンを喜ばせましたよね」(女性誌編集者)

 ソフトバンクは、09年から15年にかけてSMAPをCMに起用していた。ソフトバンクサイドもSMAPへの思い入れは強く、16年12月26日に放送された『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)の最終回では、契約を結び直し、1回限りの限定CM「SMAP:今まで本当にありがとう。」篇を放送したことはいまだに語り草だ。

 また、中居のCM出演が正式に発表される直前の23年9月5日には、ソフトバンクが管理しているXアカウント『白戸次郎 (白戸家のお父さん)』が、SMAPを象徴するアイテムである“白いマイク”の写真を《どこかで見たことあるような…》と添えて投稿する、愛のある匂わせも行なっていた。

 そんな中居と深い関係にあるソフトバンクも、「今回の事態を重く受け止めているのは間違いないと考えられます」(前出の民放キー局関係者)と言われる。

 小サイトはソフトバンクに、中居のソフトバンクの新CM撮影がなくなったとされることについて、多数の報道が出ることになった今回の中居の女性トラブルをどう捉えているか、の2点を問い合わせたところ、次の返答が得られた。 

《今後予定しているCMは、その準備を含めて非公表です。》

 多くの報道が出ていることをどう捉えるかについては、

《事実関係の有無を含め、コメントする立場にありません。》

 ということだった。

 誰もが認める国民的タレントで、「日本一のMC」とも称される中居。この深刻に見える事態を、どう乗り切るのか――。