■中居の代理MCを務める可能性もあった

 1月9日に主演ドラマ『日本一の最低男』の放送が控えていた香取は、昨年12月には『2024FNS歌謡祭』(11日放送)、『星になったスターたち』(17日放送)、『天海祐希石田ゆり子のスナックあけぼの橋』(23日放送)に出演。

 25年に入ると、元日に『ドリフに大挑戦 正月から全力初笑いSP』、4日夜に『新しいカギ新春2時間SP!』と、かつてアンタッチャブル山崎弘也(48)とMCを務めていた番組『おじゃMAP!!』(12年~18年)の復活特番に出演。その後も5日にはトーク番組『ボクらの時代』、6日に特番『冬の新ドラマ大集合! THE BET』、8日には『超ホンマでっか!?TV 2時間SP』と、フジテレビへの出演&番宣ラッシュが続いた。

 香取は、主演ドラマの初回放送日の1月9日にも、『めざましテレビ』、『めざまし8』、『ノンストップ!』、『ぽかぽか』と、朝から昼にかけてフジテレビの生番組に出演。さらに『ぽかぽか』後のドラマ再放送枠でも、香取主演の『西遊記』(06年1月期)が6日から14日にかけて再放送されている。

「放送休止となった中居さんの『だれかtoなかい』も、1月6日の『NEWSポストセブン』では、フジテレビ側が香取さんに代理MCのオファーを出していた、とも報じられていましたね。

 11年ぶりの主演ドラマに、絶対に成功させようという意気込みの番宣ラッシュ、さらには過去の主演作の再放送、そして窮地の番組の“代理MC”話――香取さんは、逆風が吹くフジテレビから“救世主”のような働きを期待されているようですよね。香取さんとフジテレビには、これまでの深い関係性もありますからね」(前出のワイドショー関係者)

 これまで香取は、『西遊記』や『人にやさしく』(02年1月期)など、スペシャルドラマを含めれば10本近くものフジドラマに出演してきた。さらにバラエティ番組でも、グループの冠番組『SMAP×SMAP』や、1月4日に復活した『おじゃMAP』などで大活躍。

 香取は『ボクらの時代』で、「またね、こんなふうにテレビにいっぱい呼んでもらって、急に忙し過ぎて困ってるよね」と苦笑しつつ、「ここのスタッフの皆さんの顔も11年前と変わってないよ。みんなこの朝から眠そうにカメラ……」と、しばらく遠ざかっていたフジテレビが前と変わってないとコメント。共演した冨永愛(42)は「(テレビ業界は)ほんと瀬戸際ですよ。だから香取慎吾さんに命賭けてると思うフジテレビは今」と語っていた。

「香取さんが主演を務める『日本一の最低男』の第1話には、香取さんと同じ元SMAPで新しい地図の草なぎ剛さん(50)が、フジで放送された主演作『罠の戦争』(23年1月期)で演じた“鷲津亨”役で友情出演するという仕掛けもありました。フジテレビが、香取さんの主演ドラマのヒットに大きな期待をしているのは明らかですよね」(前同)