日々、若者文化やトレンドを研究するトレンド現象ウォッチャーの戸田蒼氏が本サイト上で2025年のトレンドを徹底予測。

 若者のトレンドを研究する「SHIBUYA109 lab.」が昨年12月に発表した「トレンド予測2025」に「平成アニメ」が取り上げられ、平成時代のノスタルジーが現代の若者に新しい形で響いていることが明らかとなりました。

 昨年は『らんま1/2』『ドラゴンボールDIMA』『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』などかつての人気作品の再始動が話題となりましたが、2025年にも多くの平成アニメのリメイクが予定されています。

 中でも注目されているのが、『真・侍伝YAIBA』『地獄先生ぬ~べ~』『ギャグマンガ日和』の3作品。

 今春放送予定の『YAIBA』は青山剛昌先生が『名探偵コナン』の前に連載していた長編漫画で、アニメは1993年に『剣勇伝説YAIBA』として4クール放送されています。主役の「鉄刃(くろがね・やいば)」は高山みなみさんの続投が決まっており、その他は変更になる可能性もあるようですが、『コナン』とのコラボがあるのかもファンにとっては楽しみなところでしょう。

 7月放送予定の『地獄先生ぬ~べ~』は、90年代に『週刊少年ジャンプ』で連載されていた学園漫画で、アニメもほぼ同時期に放送。小学校が舞台の作品なのにかなりエッチ要素が強かった印象ですが、各エピソードには教師と生徒との胸を打つドラマが展開され、そこに学校の怪談的なオカルトや妖怪、そしてジャンプ王道のバトル要素もあったのが人気の要因でした。リメイク版は現代風にアレンジが加えられるとのことですが、当時、問題視されたシーンがどのように調整されるのかも見物です。