1月24日に放送スタートする金曜ドラマ『クジャクのダンス、誰が見た?』(TBS系/毎週よる10時)は、広瀬すず(26)の本格サスペンス初主演が話題となっているが、それ以上に盤石のキャストと脚本が、かなり期待できそうだ。

 同ドラマは、浅見理都氏の同名コミック(講談社)が原作の、クリスマスイブの夜に元警察官の父親・山下春生(リリー・フランキー/61)を殺された娘・小麦(広瀬)が、遺された手紙を手がかりに真相に迫るヒューマンクライムサスペンス。同枠では21年10月期『最愛』以来の本格サスペンスとなる。

 一風変わったタイトルは、インド哲学の「ジャングルの中でおどるクジャクのダンス、誰が見た?」ということわざからきており、公式サイトによると、本作においては“たとえ誰も見ていなかったとしても、犯した罪から逃げることはできない”という意味を持ち、物語に通底する重要な言葉らしい。

 まず目を引くのは、キャストが豪華なこと。広瀬演じる小麦とともに事件を究明する弁護士に松山ケンイチ(39)、事件を追う雑誌記者に磯村勇斗(32)、春生殺害の容疑者に成田凌(31)、その容疑者の父で死刑囚の酒向芳(66)、検事に瀧内公美(35)と、演技力、キャリアともに盤石な布陣となっている。

 そして内容は、時代を超えた2つの事件に巻き込まれた、親子の“愛と運命”が交錯するそうで、公式サイトで広瀬と松山は、犯人探しが魅力だとコメントしている。初回の“あらすじ”によると、まずは成田が父親殺しの容疑者となるが、父親が遺した手紙から冤罪の可能性が高く、検察や警察も巻き込んだサスペンスになりそうだ。