■2クール連続『月9』、2クール連続主演の快進撃
『やんごとなき一族』でブレイク以降、松本は各局ドラマで活躍。
フジテレビでは、嵐の二宮和也(41)、中谷美紀(49)、大沢たかお(56)によるトリプル主演ドラマ『ONE DAY~聖夜のから騒ぎ~』(23年10月期)、そして永野芽郁(25)主演の『君が心をくれたから』(2024年1月期)と、フジの看板である「月9」枠に2クール連続でレギュラー出演。『ONE DAY』では事件の謎を追う女刑事、『君ここ』では物語のカギを握る“あの世からの案内人”を演じた。
「助演女優のイメージが強い松本さんでしたが、24年後半には2クール連続で連ドラで主演。ハートフルコメディとシリアスな大人の不倫と作品の振れ幅は大きかったですが演じ切り、あらためて高い演技力に注目が集まりました」(前出の女性誌編集者)
松本は、GP帯の連続ドラマ初主演作で、SixTONESの松村北斗(29)との共演が話題になった『西園寺さんは家事をしない』(TBS系/24年7月期)では“明るく楽しい西園寺さん”、『やんごとなき一族』以来となるフジの「木曜劇場」枠で放送された主演作『わたしの宝物』(24年10月期)では、“不倫相手(Snow Man・深澤辰哉/32)との間に生まれた子どもを、夫(田中圭/40)の子と偽って育てさせる女性”を演じた。
芸能プロ関係者は言う。
「実は、『西園寺さん』は井上真央さん(38)が主演候補に名前が上がっていたといい、また『わたしの宝物』は別の女優の主演作品として企画されていたのが直前で降板となり、代役として松本さんが主演に選ばれた、という背景があるんです。ただ、松本さんは2作とも役をしっかりとつかんで演じ切ったことで、評価をさらに上げましたよね。両作品とも話題作となり、松本さんは“数字も取れる”主演俳優になりました。
そんな実力派だけに、再びフジテレビに推されて次の4月に主演ドラマが決まっているというのも納得ですが、やはり、“今のフジで主演するのはマイナスなのでは”という心配の声も出ていますよね……」