木村拓哉が魔法使い・ハウル、美輪明宏が荒地の魔女、そして90歳の老婆に変えられてしまった18歳のヒロイン・ソフィーを倍賞千恵子が演じた宮崎駿監督によるスタジオジブリのアニメーション映画『ハウルの動く城』が、1月10日の『金曜ロードショー』(日本テレビ系)で放送され、反響を呼んだ。

 ジブリの長編アニメ映画では、メインキャストの声優に芸能人が起用されることも多い。そこで今回は20~30代の男女100人に「ジブリ映画“女性キャラ”好きな芸能人声優」について聞いてみた。(自社リサーチ)

 第3位(7.0%)には、『もののけ姫』モロの君役の美輪明宏、『コクリコ坂から』松崎海役の長澤まさみが同率でランクイン。

 1997年に公開の『もののけ姫』は、当時、日本映画の歴代興行収入記録を塗り替えた大ヒットを記録した。室町時代の日本を舞台に、死の呪いをかけられた青年・アシタカと、山犬に育てられたもののけ姫・サンとの出会いを通して、人間と自然の戦いを描いたストーリー。美輪明宏は、人間や動物と意思疎通ができ、森を侵略する人間を嫌悪するも争いを好まない穏やかな一面もあるサンを育てたメスの犬神・モロの君役の声を務めた。

「威厳があってインパクトがあった」(28歳/女性)

「人間ではなく動物に感情を乗せるのがすごいと思った」(24歳/女性)

「キャラクターとして威厳を感じた」(29歳/男性/会社員)

「上手だったし、引き込まれたから」(23歳/女性/会社員)

 2011年公開の『コクリコ坂から』は、佐山哲郎氏と高橋千鶴氏による漫画が原作。港の見える丘に建つ下宿屋、コクリコ荘で暮らす16歳の少女・松崎海と、同じ高校に通う新聞部の少年・風間俊との恋愛模様や青春を描いている。長澤まさみはヒロインの松崎海の声を担当。父を亡くし祖母と一緒に暮らしながらコクリコ荘の家事をこなす、しっかり者の女子高校生を好演した。

「役に合っていて、素敵だなと思った」(25歳/男性/会社員)

「良い声。かわいかった」(29歳/女性/パート・アルバイト)

「長澤まさみが好きだから」(22歳/女性/学生)