1月23日昼、中居正広(52)が芸能界からの引退を発表した。有料の会員サイトでファンに向けた文章で報告したもので、各所に大きな影響を波紋を広げている。

 中居は昨年12月19日発売の『女性セブン』(小学館)で、深刻な女性トラブルを起こして9000万円もの解決金を払っていたことが報じられ、その後も『週刊文春』(文藝春秋)やスポーツニッポンなどで後追い記事が出る事態に。中居のレギュラー番組を放送するテレビ局は対応に追われ、22日時点で全出演番組から降板と冠番組の終了が決定していた。

 引退発表の2週間前の1月9日には、被害女性との示談成立と今後の芸能活動も《支障なく続けられることになった》というコメントを発表していたが、それから2週間での引退となった。

 中居は23日をもって芸能活動を引退すること、個人事務所『(株)のんびりなかい』は残りの様々な手続き、業務が終わり次第、廃業すると前置きし、

《ご報告にあたりましては、

 私がこれまでに携わらせて頂きましたテレビ各局、ラジオ、スポンサーの皆さまとの、打ち切り・降板・中止・契約解除等に関する会談がすべて終了し、本日となった次第でございます。

 これで、あらゆる責任を果たしたとは全く思っておりません。

 今後も、様々な問題に対して真摯に向き合い、誠意をもって対応して参ります。

 全責任は私個人にあります。

 これだけたくさんの方々にご迷惑をおかけし、損失を被らせてしまったことに申し訳ない思いでなりません。

 そして、

 改めて、相手さまに対しても心より謝罪申し上げます。

 関係者各位の皆さま、ご迷惑をおかけしました。

 重ねて、お詫び申し上げます。

 大変、大変申し訳ございませんでした》

 と、あらためて被害者に向けても謝罪している。

「中居さんが具体的に何をしたのか……守秘義務もあり、やはりそれが説明されることはありませんでした。

 引退発表の前日には、SMAPの大ファンで『中居正広の土曜日な会』(テレビ朝日系)で共演していた社会学者の古市憲寿氏(40)がXを更新し、こうつづっていました」(ワイドショー関係者)

《せめて中居さんには、何があったのか、自分の言葉で説明して欲しい。SMAPは国民的スターだった。当然、そのリーダーも国民的スターだった。もしも国民的スターが、何かトラブルを起こして、テレビを去ることになるなら、きちんと「国民」の前で、自分の言葉で、何があったのかを語って欲しい。このままフェードアウトしようなんてずるいよ。》

「SMAPと中居さんの大ファンである古市さんは、そう思いをぶつけていたのですが、それが叶うこともなかったですね……。

 一方で、今回の引退コメントの、“中居ヅラ”と呼ばれるファンに向けた最後の7行の文章に批判の声も多数寄せられていて……なんとも言えない最後となってしまいました」(前同)