キックボクシングのWBOアジア・パシフィック・バンタム級王者の那須川天心(26)が25日までにXを更新。過熱するネット上の批判に苦言を呈した。

 この日、那須川は《みんなして1人の人を叩いて集中攻撃して》《なんなんこの世の中 もっと自分を生きようよ》などとポスト。23日、有料会員サイトを通じて、芸能界からの引退を発表した中居正広(52)への厳しい声に対する反応ではないかとみられる。

「解決金9000万の女性トラブルを報じた12月19日発売の女性週刊誌『女性セブン』(小学館)に端を発し、様々なメディアや世間を巻き込む大騒動となってしまった中居さんのスキャンダル。

 今月9日、中居さんは《トラブルがあったことは事実です》と認めた上で《示談が成立したことにより、今後の芸能活動についても支障なく続けられることになりました》との声明を発表しましたが、コメントが“誠実さに欠ける”と猛逆風を受け、6本あったレギュラー番組が相次いで消滅。そしてこのたび、芸能界からの引退という結末を迎えてしまいました。

 中居さんと那須川さんは、長年にわたって定期的に放送されていた日本テレビ系の特番『中居正広の4番勝負』などで複数回共演。また、直近では、23年9月3日放送のフジテレビ系『まつもtoなかい』(のちに『だれかtoなかい』へ番組名を変更、今月22日に終了が発表された)でも共演しています。

『まつもtoなかい』に登場した際、那須川さんは、当時、MCを務めていたダウンタウン松本人志さん(61)や中居さんと軽快なトークを繰り広げ、スタジオを大いに沸かせていました。

 格闘技の世界において“天才”と称される那須川さんですが、ファンの間では努力家でまっすぐな性格としても知られています。少なくとも、テレビ番組ではたびたび中居さんにお世話になってきたという立場上、中居さんを厳しく攻撃するネット上の文言が目に余ったのかもしれません」(女性誌ライター)

 この投稿は24日午前11時半の時点で5200を超えるリポスト、6万もの「いいね」が押される大きな反響を呼んでいるほか、《その通り》《自分の人生充実させた方が良いですね》《やっぱり芸能界にいる人は擁護するんだね》《被害者にも言えるのか、それ》など、賛否が入り混じったさまざまな意見が寄せられている。

 メディア全体を揺るがす大きな騒動へと発展しつつある今回の一件。どう収束するかは、まだ見えない――。