■「新作が毎回想像の遥か上をいく」あのタイトル!

 まずは予告映像でも流れた『マリオカート』だ。

 シリーズ累計の売り上げは全世界で1億5000万本以上を記録。マリオたちがレーシングカート風の乗り物に乗り込み、多彩なコースで速さを競う人気タイトルだ。

「前作が発売してからだいぶ経つので、満を持しての発売を期待したいです。学生時代にやり込みましたが、当時はゲーム雑誌内でタイムを競う企画があって、自分のタイムを応募して他の読者と競っていたのが懐かしいですね」(前出の林田氏=以下コメントは林田氏)

 次に挙がったのが『ゼルダの伝説』。長きにわたってユーザーの人気を集める有名作。多彩なアクションとギミック攻略が魅力のアクションRPGだ。

「このシリーズは毎回私の想像の遥か上を行くので、進化した機体の超絶グラフィックに期待したいです。特に『NINTENDO64』から出た『ゼルダの伝説 時のオカリナ』が大好きでしたね。はじめてプレイした時は、世界観の広がりに衝撃を受けました。以降のゼルダシリーズはこの作品の影響があると思います。あの衝撃をもう一度味わいたいですね」

 3つ目は往年の名作『メトロイド』だ。近未来の世界を舞台に、謎を解きながら戦うシューティングゲーム。その独特の世界観から根強いファンに支持されている。

名作と名高いディスクシステム版の『メトロイド』(写真/任天堂公式サイトより引用)

「長い間新作は出ていませんが、今回の機体はマウスに近い感じでコントローラーの操作ができそうなので、相性がいいと思います。海外にはマニアが多いので、海外向けにアプローチするなら新作もありじゃないかなと思いますね。海外展開するときの台風の目になって欲しいです」

 最後は任天堂のベンチマークソフト『スーパーマリオシリーズ』。言わずと知れた大人気アクション作だ。

「出ないわけないだろうという(笑)。前作の出来が相当良かったので、どう超えるのか期待が膨らみます。新ハード性能をわかりやすく見せてくれるガイド的な作品なので、今回の新機体の試金石的な意味合いもあります。“とにかく新しいマリオを動かしたい”という気持ちは、ファミコン時代からずっとゲームをやってきた人間の業です (笑)」

 毎回新たな遊び心を提供してくれる任天堂。今後の続報に期待だ。

クンダリーニ林田
雑誌、書籍、Webなどさまざまな媒体で記事を執筆するライター、編集者。ゲーム記事も多く手掛け、レビュー、開発者インタビュー、その他コラムなど内容は多岐。ファミコン誕生と同時期にゲーム歴がスタート。80年代よりゲームの歴史、変遷について目の当たりにしてきた。特に思い出深いハードはXBOX360。