■女性アナウンサーのカレンダーを最初に発売したのはTBS
Xには、フジの女性アナカレンダーについて、
《普通の企業なら女子社員をカレンダーにしない!!》
《女子アナは基本的にテレビ局の社員だからタレントみたいなことをさせるのは間違い》
という指摘も飛び交っている。また、「なぜ女性だけなのか」との声も複数出ている。
ただし女性アナカレンダーはフジに限った話ではない。フジのアナ人気に引っ張られるように、他局でもこぞって“女性アナ推し”をしようとした。女性アナカレンダーを初めて発売したのは、TBSである。
「TBSが、98年版として若手をメインとした女性アナウンサーのカレンダーを発売したのを皮切りに、日本テレビ以外の各局が追随しました。どの局も、才色兼備な女性アナがテレビでは見せない姿を見せるカレンダーは人気商品でしたが、時代とともにその売り出し方も徐々に変遷。たとえばTBSでは現在、株主向けにのみ制作するなど、限定非売品になっています。
25年版では、テレ朝は“セルフプロデュース”が売り。親しみやすさが伝わるものとして、全女性アナウンサーと何人かの男性アナウンサーが登場しています。テレビ東京は、“SDGsへの取り組みを、写真に添えてお届け”するというコンセプトです」(前出の女性誌編集者)
ちなみに日本テレビが女性アナカレンダーを制作しない理由は何か。日テレ関係者が明かす。
「日テレも開局55周年の時、夏目三久らエース級の女性アナに期間限定ユニットを組ませ、“アイドル路線”で売り出そうとしたことがあります。ただ面倒ごとのほうが多かったようで、以来、女性アナは“商品化”しないという方針だと聞いています」
新社長となった清水賢治氏(64)は、経営体制の刷新を図るとしているが、女性アナの扱いについても変化があるのだろうか。