■『イッテQ!』&『ガキ使』放送直前の内容変更が物議

 2月2日の『イッテQ!』は放送内容を急遽変更。番組が始まると「本日は予定されていた内容を変更して放送しています」とテロップが入り、「イッテQが世界で出会ったスゴイい人アワード」と題した過去の名場面集をオンエアした。同日、放送の4時間前に番組公式SNSで《撮影協力先について確認事項が発生したため》という理由で放送内容を変更することが発表されていた。

 3日の産経新聞では内容が変更となった理由を、韓国の世界平和統一家庭連合(旧統一教会)系芸術団を取り上げたことだと報じている。旧統一教会を巡るところでは現在、高額献金や霊感商法などの問題で、文部科学省が一昨年、教団に対する解散命令を東京地方裁判所に請求している。

 2日放送の番組で予定されていたのはお笑いコンビ・ガンバレルーヤが韓国で回転演舞を習う内容だったが、入門した先が統一教会系の「リトルエンジェルス芸術団」で、放送されることを信者がSNSで拡散していたという。

 これを受け、

《日テレ側はググッてもなかったかww ウィキペディアにも普通に統一教会って書いてあるし。ってか、まずググれよ》
《まさか統一教会の舞踏団「リトルエンジェルス」を知らんかったの!?》

 とXには番組への厳しい意見も多数寄せられている。

 また、2日の『ガキの使い』はお笑いコンビ・TKO木下隆行(53)の出演部分をカットして放送することとなった。事の発端は元女子アナのユーチューバーが木下にホテルに“強制連行”されたと訴えたこと。2015年に「断ったのに腕をつかまれホテルに強制連行された」と主張。

 これを受け、木下も自身のYouTubeを更新し、「2015年5月に番組で出会いまして、そこでDMを送り、食事に誘った。その流れでホテルに誘ったというのも事実です」と認めた。元女子アナが訴えた性被害については「僕の中ではその意識はなかった。実際に強引なつもりではなかったですが、そう感じさせてしまったのであれば申し訳ないと思います」と謝罪した。

「日テレは、元女子アナが性被害を主張したことを受けて『ガキの使い』の出演シーンをカットするという判断に至ったといいます。同じ日に『イッテQ!』と『ガキの使い』という人気番組が緊急の対応に追われるというのは前代未聞です。『イッテQ!』は中居さんのトラブルとは関係ありませんが、『ガキの使い』は女性とのトラブルという点では共通していますよね。

 また日テレ系の番組では、読売テレビ制作の『ダウンタウンDX』も放送3時間前に内容が差し替えとなったことも物議を醸しましたよね」(前出の制作会社関係者)