19歳のときファッション雑誌『non−no』(集英社)の専属モデルとしてデビュー。以来、女性たちの憧れの存在として活躍し続ける人気モデルの野崎萌香さんが、35歳にしてファースト写真集『jealousy(ジェラシー)』(講談社)を出版した。
ファッション誌でのクールビューティーなイメージを覆し、天真爛漫な笑顔やセクシーなランジェリー姿も収録されているが、実は企画がスタートする直前は久しぶりに会った人から「萌香だと気づかなかった」と言われたほどぽっちゃりしてしまっていたという。
体重増加の理由と、そこから美ボディを復活させるまでの秘密を聞いた。

————モデルとして常にカメラの前に立ってこられましたが、写真集の撮影の前はかなりぽっちゃりされていたとか?
20代は、ありがたいことに3か月に1日くらいしかお休みがないほど忙しくさせていただいていたのですが、ちょうど30歳になったころにコロナ禍に突入したんです。ステイホームでのんびりしていたら、あるとき「なんだかジーンズがきついぞ?」と思ったんですけど、それほど太ったとは思ってなかったんですね。
ところが、数年ぶりに会った友人……現在はマネージャーですけど、すれ違ってもわたしだと気づいてもらえなかった! 体重を量ったら、なんと10キロも増えていてビックリしました。
————そのタイミングで事務所を変わられ、写真集のためにダイエットをされたということですが。
はい。ダイエットをするに当たって目指したのは「自分が好きなボディになる」ということでした。最初に、モデルデビューの前に成功した「レコーディング・ダイエット」をやってみたのですが、なかなか効果が出なくて……。痩せない原因を探っているうちに、自分の体質を知って東洋医学の観点からアプローチしようと思いました。
体質を調べてもらったところ、わたしは“気めぐり太り”で、身体の中にため込んでしまうタイプ。余分なものを排出する方法が有効だということがわかったんです。
————最近よく耳にする“腸活”ですか?
腸活というのは腸の働きをよくして、乳酸菌や発酵食品をとって、免疫力を上げたり睡眠の質を良くするもので、これは20代から続けていたんです。でも、今回はそれだけじゃ足りなくて、内臓全部の働きを改善する“臓活”をしてデトックスしました。