フジテレビの夏の大型特番『FNS27時間テレビ』の今年の放送が絶望的な状況になったと、2月5日配信の『スポニチアネックス』が報じた。
元SMAPリーダーで国民的タレントだった中居正広(52)が引き起こした女性トラブルへのフジテレビの対応も問題視され、80社近くのスポンサー企業が同局から撤退することとなった。
CM差し止めによる大幅減収のため、今年の『27時間テレビ』の例年通りの放送は不可能となり、資金、キャスティング、制作現場の状況など、あらゆる面で実現は難しいという。記事によると、今年の総合司会には人気アイドルグループのメンバーが内定していたものの、一部のタレント側にも現在の状況を伝え始めているとされる。
「『27時間テレビ』は1987年から毎年放送されてきましたが、2020年はコロナ禍のため中止となり、21年と22年も代わりとして『FNSラフ&ミュージック』を放送。そして、22年6月に就任した港浩一前社長(72)が23年に復活させた、“肝いり番組”だったわけです。
ただ、その港氏は1月27日の会見で社長からの辞任を発表。現在のフジテレビの状況、港氏が社長から離れたこともあり、『27時間テレビ』を放送するために無理に頑張る必要もないというところもあるのではないでしょうか。
今後、港さんの“肝いり案件”は次々と終了すると言われています。番組では『オールナイトフジコ』(フジテレビ系)、そして夏の大イベント『お台場冒険王』も“継続は難しい”と言われています」(制作会社関係者)
1983〜91年に放送され、“女子大生ブーム”に火を付けた『オールナイトフジ』。その令和版が『オールナイトフジコ』(2023年4月〜)で、現役女子大生が多数出演し、女子大生らによるユニット「フジコーズ」は楽曲もリリースしている。
1月24日深夜に放送された渦中の『オールナイトフジコ』の冒頭、MCを務めるプロデューサーの佐久間宣行氏(49)が「『オールナイトフジコ』始まりました」と挨拶するも、「これは始まってますよね? 始まらないかもしれないという噂も聞いたんで」と共演者らに確認。さらば青春の光・森田哲矢(43)が「ACがある限りやります」とボケて周囲が苦笑するという場面もあった。
「『オールナイトフジコ』は港氏がディレクターとして携わった『オールナイトフジ』の後継番組であり、港氏が復活させた肝いり番組です。ただ、どんよりとした1月24日の放送回を見た視聴者からは《オールナイトフジコ開幕からお通夜で草》《今日のオールナイトフジコ、なんつぅ〜空気なんだよ お通夜かよってぐらいヤバい》《港肝いりって話だから打ち切りかもな》という声が上がっていましたね。
また、03年より開催されてきたイベント『お台場冒険王』も“絶望的”と見られています。同イベントも港氏が復活させたと言われています」(前同)