板垣李光人(22)とHey!Say!JUMP中島裕翔(31)がダブル主演する連続ドラマ『秘密~THE TOP SECRET~』(カンテレ制作、フジテレビ系/月曜よる10時)の第3話が、2月10日に放送される。原作が大胆に改編されているが、3日放送された第2話は原作ファンからその誠実な制作姿勢が評価されている。

 同ドラマは、清水玲子氏の漫画『秘密-トップ・シークレット-』シリーズ(白泉社)が原作。科学警察研究所の法医第九研究室(通称・第九)を舞台に、死者の生前記憶を映像化する「MRI捜査」を行ない、解決不可能とされていた事件の真相を解き明かしていくヒューマンサスペンス。初回は大胆な改編に賛否の声があがったが、第2話を見る限り成功しているようだ。

 そんな第2話は、第九の室長・薪剛(板垣)が尊敬する、MRIを開発した脳科学者・貝沼(國村隼/69)が自ら命を絶った。病気を苦にしての自殺だったことから、薪は貝沼の異変に気づけなかったことを悔やむ。「脳を第九のために役立ててほしい」という遺言のとおり、薪の親友でもある捜査員・鈴木(中島)が、貝沼の脳をMRIでみることに。

 ところが数日後、MRI捜査室へ向かった薪の耳に、突然、発砲音が響きわたる。貝沼の脳内を見てしまった鈴木は、他の捜査員とともに錯乱状態となっていたのだ。一命をとりとめたものの、鈴木は病院を抜け出す。そして、薪に銃を向けると、鈴木は「この脳を誰にも見られないように、自分の脳を撃ってくれ」と頼んで……という展開。

 前半は衝撃的な鈴木の死、後半はコンビニ店員・小島郁子(池脇千鶴/43)が、同僚2人を刺殺する事件が描かれた。X上では、《確かに設定を変えられてるんだけど、ドラマという枠の中でちゃんと漫画の核となる部分は見失わずに描かれているし、台詞もかなり忠実だし、原作愛を感じる》など、多くの称賛の声が。