「ウソだろ……」
そんな嵐・櫻井翔(43)の声が聞こえてきそうな話が、2月6日発売の『週刊文春』(文藝春秋)に報じられた。櫻井主演の『占拠』シリーズ(日本テレビ系)の第3弾が、今年7月クールに放送されるという。
ドラマ『占拠』シリーズは、「ウソだろ」が口癖の神奈川県警の刑事・武蔵三郎(櫻井)が仮面を被った武装集団を相手に、占拠された大型施設で戦うタイムリミット・バトル・サスペンス作品。これまで、病院を舞台にした『大病院占拠』(23年1月期)、空港が舞台の『新空港占拠』(24年1月期)の2作品が、日本テレビ系「土10」枠で放送された。
「2作ともSNS人気の高い作品でしたね。敵の武装集団は覆面とボイスチェンジャーで正体不明で、劇中で登場する瞬間までキャストも伏せられている。考察が楽しいドラマだと注目を集めました。
また、特に1作目『大病院占拠』は雑なCGなど演出面にツッコミどころが多く、SNSがバズったことでドラマを観て、脚本の良さにハマった人も多かったんですよね」(テレビ誌編集者)
2作目『新空港占拠』は最後にtimelesz・菊池風磨(29)演じる宿敵“青鬼/大和耕一”が脱獄して終了したこと、公式Xでも《……end?》と続編を示唆する投稿があったことから、当時から3作目に期待する声は多かった。
そして、“大型施設が占拠される”というフォーマットもあるため、次はどこが占拠されるのか、という考察でSNSは沸騰。
《『スタジオ占拠』という『占拠』シリーズの新たな舞台になりそう(ならない)》
《次回作する場合は何を占拠するんや…デカい施設ってもうテーマパークくらいしかなくない?動物園?》
《続編があるとしたらコスモワールドあたり使って遊園地占拠…にと予想。(仮面のモチーフは)鬼、獣ときたら次は妖怪とかありそう。ボスは妖狐か烏天狗あたり》
といった予想をする声も多く寄せられている。
「2作目のラストのタイミングで、公式Xが投稿した“武蔵と家族の自撮り写真”の背景に観覧車が映りこんでいることから、『遊園地占拠』に期待する声も多いですね。
また、『占拠』シリーズは櫻井さん演じる武蔵刑事以外にも人気キャラクターが多く、しかもキャスト陣も1作目の頃より“出世”し、役者としてもタレントとしても勢いがある。それだけに、豪華キャストの再登場に期待する声は多いです」(前同)
出世したキャスト――まず、『大病院占拠』がドラマデビュー作だった、お笑いコンビ・春とヒコーキのぐんぴぃ(34)が思い浮かぶだろう。
ぐんぴぃは、2019年にABEMAで放送された街頭インタビューでの発言が話題となり、SNS界隈では『大病院占拠』でドラマデビューする前から通称“バキ童”として、並のテレビタレントよりも有名な存在だった。
「ぐんぴぃさんの起用は“日テレの偉い人”が彼のファンだったこと、関係者がぐんぴぃさんが出演した舞台『花柄八景』(22年5月)を見て、キャラのイメージと合っていたことから『占拠』に抜擢されたと明かされています。
そんなぐんぴぃさんが『占拠』シリーズで演じる志摩蓮司は、情報分析官として何度も主人公・武蔵の窮地を救ったり、逆に殺されかけているところを武蔵に助けられたりと、物語に欠かせない名わき役として活躍。本作屈指の人気キャラクターとなりました」(同)
その後、ぐんぴぃは、福本莉子(24)とSixTONES・ジェシー(28)のダブル主演映画『お嬢と番犬くん』(3月14日公開予定)のメインキャストに選ばれたり、ついには主演映画『怪獣ヤロウ!』が1月末に公開されたりと、『占拠』俳優屈指の出世頭として活躍中だ。
「『新空港』のラストで脱獄した青鬼役の菊池さんにも今、大きな注目が集まっていますよね。
菊池さんは以前から人気はありますが、昨年3月末に中島健人さん(30)がグループを脱退したこともあり、よりグループの中心人物になった。さらに、彼が主導で動いている大型プロジェクトのためにtimeleszは今、これまでで最も注目を集めていると言っても過言ではありません」(同)