■日本人向け、成都市のPR動画が”まさか”の再生回数

 夕刊紙デスクが語る。

「福原さんは25年1月末、日本人向けに配信された中国四川省成都市をPRするショートムービー動画に出演しているんです。成都市は動画によるPRに力を入れていて、福原さんが出演したのは『成都出張注意マニュアル』シリーズの最新版。中国人俳優が日本人サラリーマンの上司と部下になりきり、コミカルに成都市を紹介する動画のスピンオフです。

 動画では福原さんが“福原社長”となり、同行する男性部下とのコミカルなやり取りを繰り広げています。7分程度という短い尺のなかで、成都のグルメや景色、アクティビティ、伝統文化、パンダなどをテンポよく紹介する内容。これまで福原さんはCMやイメージキャラクターに起用されたことはあったものの、“演技”をするのは初ですが、中国のためになるならと一肌脱いだようです」

 福原は1月27日に自身の「Weibo」でも動画をアップし、告知は2月7日までに70万回弱の再生数となった。中国のファンからは、

《成都は愛ちゃんを歓迎しています》
《ハイヒールで武術の練習してるよ》

 といった声が寄せられたが、その一方で、肝心の日本国内からの反響は芳しくないという。

「中国の観光情報を日本向けに発信する『中国駐大阪観光代表処』のYouTubeでも、《『成都出張注意マニュアル』最新シーズン!【四川省・成都の魅力とは】》というタイトルでこの動画が公開されています。

 ですが、その再生回数は160回ほど(2月10日時点)と"爆死"の様相を呈しています。そもそもこのチャンネルの登録者数が900人弱という数字ではありますが、日本人に向けてPRする動画で、せっかく福原さんほどの知名度もある人が起用されているのに、寂しすぎる数字と言わざるを得ないのではないでしょうか。起用した側は驚いているかと……」(前同)

 大幅な再生数の違いについて前出の女性誌編集者は、「日中で福原さんのイメージが違うからでしょう」と指摘し、こう続ける。

「福原さんは中国ではアイドル的な扱いですが、日本ではすっかりスキャンダラスなイメージがついてしまっています。本人もそれを自覚しているのか、中国版のSNSは頻繁にアップしますが、日本人のフォロワーが多いインスタやXの更新は2021年で止まっています。TikTokで公開する動画は、卓球や料理をしたりといった“真面目”なものが多いです。

 今回のPR動画はコミカルタッチの演出で、シーンの切り替わりも早く、福原さんの演技の不慣れさはそれほど目立たない。むしろ映像からは真剣に演技に取り組んだんだなということが窺えます。

 ただ、中国人にとって福原さんは“インフルエンサー”だとしても、日本人では“今の福原さんをどう受け入れていいかよくわからない”というのが本音ではないでしょうか」

 イメージの差でここまで再生数に差がつくとはなんとも切ないが、福原が日本で再ブレイクする日は来るのか。