国民的タレントの中居正広(52)が起こした女性トラブル騒動と、騒動へのフジテレビ社員の関与疑惑がスクープされてから2カ月弱が経った。一連の対応について批判が集まり、コンプライアンスと企業ガバナンスのあり方が問われているフジテレビは2月6日、「再生・改革プロジェクト本部」を設置した。

 同本部の本部長は清水賢治新社長。「具体的かつ実効性のある改革」を清水社長自らが先頭に立って行なうものだが、その“右腕”を務めるのが、元フジテレビアナウンサーで“朝の顔”だった女子アナの夫だという。

「清水社長の下で、実質的な取り仕切り役となる副本部長が、ニュース総局情報制作局長の大野貢氏だと『デイリー新潮』が報じました。大野氏といえば、1992年から2002年までフジテレビの局アナとして活躍していた小島奈津子さん(56)の夫です。

 キュートな笑顔で、幅広い世代に“なっちゃん”と親しまれた小島さんは『めざましテレビ』や『笑っていいとも!』といった人気番組を担当した元エースアナ。入社2年目からキャスターを務めていた『おはよう! ナイスデイ』で当時ディレクターだった大野さんと知り合って、その後ゴールイン。大野さんは小島さんの3年先輩。現場を共にするなかで距離を縮め、多忙なスケジュールの合間を縫って、食事やゴルフの練習場などでデートをしていたそうです」(女性誌ライター)

『ナイスデイ』で小島がキャスターを務めていたのは93年4月~94年3月の期間。その後、小島が01年4月から司会に起用された情報番組『EZ!TV』(毎週日曜日夜10時~)でも、大野氏はプロデューサーだった。長い交際期間を経て、入籍したのは01年11月のことだ。

 01年、『女性自身』(7月10日号)が、小島が6月下旬に結婚発表をした当日に直撃取材を試みている。そこで、当時の社長に結婚報告をした際、こんなやりとりがあったと彼女が明かしていた。

《報告に行きましたら『相手は誰なの?』と聞かれました。『同じ局の……』と答えましたら『それはよかった、同じ局で。これからの時代はそうでなくちゃ』って言われました》

“これからの時代はそうでなくちゃ”が何を意味するのかは判然とせず、なんとも意味深なやりとりだが、局内が大いに盛り上がっていたことが後に明らかになる。