「中居さんとフジテレビの問題により、芸能界・テレビ界は大揺れの様相を呈していますが、そんななかにあってウッチャンナンチャン内村光良さん(60)の評価があらためて高まっているんです」

 そう話すのは制作会社プロデューサー。

 元SMAPリーダーで国民的タレント・中居正広(52)は、2023年6月に起こしたとされる女性トラブルを認めて、1月23日に芸能界からの引退を発表した。中居の女性トラブルに幹部社員が関与されているとも報じられたフジテレビは(フジテレビは否定)、1月27日に上層部が10時間超に及ぶ会見を行ない、一連の責任を取る形で港浩一社長(72)と嘉納修治会長(74)が辞任することとなった。

 フジテレビの対応を巡り、80社近くのスポンサーが同局から撤退。同社の経営を揺るがす大事態にまで発展してしまった。

 そんななか、内村の評価が「あらためて高まっている」とは――。

「内村さんがMCを務めるバラエティ番組『THE突破ファイル』(毎週木曜日夜7時~)と『世界の果てまでイッテQ!』(毎週日曜日夜7時58分~、ともに日本テレビ系)は以前から大人気番組でしたが、ここにきてさらに視聴率を上げているんです。それもテレビ各局が重視する個人視聴率と13~49歳のコア視聴率が抜群に高いんです」(前同)

 2月3日~9日の全局全番組の視聴率を見てみると、2月6日の『THE突破ファイル2時間SP』の個人視聴率は7.5%(すべてビデオリサーチ調べ、関東地区)で全体の3位。9日の『イッテQ!』は個人7.2%で全体の5位だった。また、コア視聴率では『突破ファイル』と『イッテQ!』がともに6.3%で全体の1位を記録したのだ。

「『イッテQ!』は以前から1週間の全局全番組の中で最も高いコア視聴率を取る“お化け番組”として知られていましたが、ここ最近は世帯視聴率も高く、幅広い世代に見られていることもうかがえます。9日の世帯視聴率も9.8%とほぼ10%でしたからね。さらに『突破ファイル』も数字を伸ばしていて、平日に放送されている番組ながら、今や『イッテQ!』に並ぶコア視聴率を取る番組になったと。

 両番組に共通しているのはMCが内村さんだということ。そして今、テレビ界では“やっぱりウッチャンだよね”という話が持ち上がっています。

 中居さんのトラブルもそうですが、ダウンタウン松本人志さん(61)も1年以上、テレビから“不在”になるなど、テレビ界・芸能界は荒れに荒れていますからね。そんななか、視聴者も安心して見られる番組を求めているのではないでしょうか」(同)