STARTO ENTERTAINMENTのアイドルグループ・KAT-TUNが3月末で解散することが2月12日夜、発表された。メンバーの亀梨和也(38)はグループ解散と同日にSTARTO社から退所、上田竜也(41)、中丸雄一(41)は個人として同社と契約を継続する。
KAT-TUNは2001年4月に現メンバーと赤西仁(40/10年7月脱退)、田中聖(39/13年9月脱退)、田口淳之介(39/16年3月脱退)による6人組ユニットとして結成され、06年3月にCDデビュー。しかし今回、解散に至ることになった。
解散することについては1年半以上かけ、メンバー同士や事務所と話し合いをした末の決断だといい、3人はファンクラブサイトにて、
《結成して25年、長きにわたり僕たちKAT-TUNを応援下さり、本当にありがとうございました》
と、コメントを発表している。結成25周年、デビュー20周年も見えていたタイミングでの電撃解散となった――。
「KAT-TUNの解散発表により、ファンの間では“25周年の壁”という旧ジャニーズ界隈で有名なワードがあらためて再浮上しています。
旧ジャニーズのグループは25周年を迎える前に活動を休止したり解散することが多く、この“25周年の壁”を越えられたグループは、2人組ユニットのKinKiKidsを除けば、デビュー26周年の21年11月に解散したV6くらいなんですよね……」(女性誌編集者)
代表例では、SMAPはデビュー25周年の2016年に解散。嵐はデビュー21年目の2020年末に活動休止となった。TOKIOは2019年に25周年記念ライブツアーを行なう予定だったが、前年に山口達也氏(53)が不祥事の末に脱退、退所したことで頓挫し、現在も音楽活動は休止状態。
また、少年隊は現在も解散してはいないが、デビュー23年目となる2008年を最後に、グループとしては事実上活動休止状態となっている。
こういった歴史があるため、
《諸先輩方も25年の壁を超えるのは容易ではなかったけど、20年の壁は簡単に超えるいや、ぶっ壊して進んでいくと思ってたよ》
《ここにきて久しぶりに「25年の壁」をみたな……》
《25周年の呪いだ(今回は結成からの年数だけど)》
《なんだろ…25周年て呪いでもあるの?ちゃんと迎えられたのってv6くらいじゃない?》
といった「25周年の壁」に言及する声が、Xにも多く寄せられているのだ。
なぜ、「25周年の壁」を越えられるアイドルグループは少ないのか――芸能プロ関係者は言う。
「そもそも四半世紀もの間、グループ活動を継続するというのは簡単な話ではありません。昔の旧ジャニーズグループは20代後半には解散するものでしたが、SMAP以降、男性アイドルグループは10年以上続くのが当たり前になりましたよね」
旧ジャニーズのアイドルは10代~20代前半でデビューし、活動20周年を迎える時期にはアラフォーを迎えていることが多い。
「近年はメンバーのソロ活動も活発で、グループの活動が20年を過ぎる頃には、各々がそれぞれのジャンルで認められるようになってきますよね。KAT-TUNも、最年少の亀梨さんも含めてみんなアラフォーですし、3人ともソロ活動で独自の分野を切り開いています。
また、多く女性ファンを相手にする男性アイドルにおいて『結婚』は“タブー”と言えるでしょうが、1人の人間として、40歳になるというのは、プライベートを見つめ直すタイミングでもありますよね」(前同)