■舞台と2本の映画撮影で主演不在の異例自体に

 朝ドラは主演女優への負担が大きく、撮影期間中は朝ドラだけに仕事を絞ることが多いとされるが、『おむすび』主演の橋本は超のつく売れっ子。昨年3月末に『おむすび』がクランクインしてからも、舞台『千と千尋の神隠し』の公演で4月から5月末までイギリス・ロンドンに行ったり、同年10月頃からは『おむすび』の現場を離れて映画を2本撮影したりと、『おむすび』に参加できない期間が長かった。

 その影響もあり、1月後半に放送された第16週・17週に至っては主人公の結(橋本)が顔見せ程度にしか登場せず、異例の“2週間主役不在”という展開となった。

「橋本さんサイドはオファーを受けて、多忙なスケジュールをNHKに伝え、制作サイドが納得して、橋本さんの『おむすび』主演が決まったとされます。ですので、この件で橋本さんを責めるのは筋違いでしょうが、多忙な橋本さんを主演にキャスティングした結果、脚本がそれに合わせることで、主人公不在となったり、多くのエピソードが薄くなってしまったということなのでしょう。

 結果、視聴者から“どうしても橋本環奈をキャスティングしたかった”と思われても仕方のないようなシナリオになり、視聴者がどんどん離脱していった、ということではないでしょうか」(前出の制作会社関係者)

 視聴率ワースト危機にある『おむすび』の最低視聴率は11.4%(1月13日放送)。それ以外の回もいまや12%台が標準ラインとなっていて、浮上する気配はない。

「橋本さんに限らず『おむすび』のキャストは売れっ子揃い。橋本さんもすでに、4月期のテレビ朝日の主演ドラマの準備が進んでいるといいますし、他の面々も、クランクアップしたこのタイミングでは、すでに次の仕事も動き出している。

 そんななか、結(橋本)の夫・四ツ木翔也役の佐野勇斗さん(26)の“裏被り出演”は、視聴者をざわつかせました」(前同)