■『サン!シャイン』は『サンジャポ』をイメージ

 武田は『ワイドナショー』でもコメンテーターを務めてきたが、2022年6月の番組で“パパ活疑惑”が報じられた吉川赳元衆院議員(42)について取り上げた際には、「この人には人生の中でムラムラが来るときがなかったんですよ。過去に」とコメントし、スタジオが静まり返る場面があった。その後も「きちんと18歳のときに、18歳の女の子を相手にムラムラしていればこんなことにならないんですよ」と続け、共演者を困惑させていた。

 23年12月の特番『ワイドナショー 年末ゴールデン生放送SP』では「武田鉄矢は老害ですか?」と共演者にアンケートを取る一幕もあった。出演者それぞれが気になるテーマを○×形式で回答するコーナーで、武田を含めた出演者8人中5人が「老害」に○をつけ、スタジオには爆笑が起きたが、武田は「自分では当たり前のことを言ったつもりが今は大問題になる。番組の書き込みで知った」「昭和的部分が出るところがあるのは反省している」と自省していた。

「『ワイドナショー』は収録番組ですが『サン!シャイン』は生放送ですから、より武田さんに対して《大丈夫?》という声が出ているのかもしれませんね。

 その新番組『サン!シャイン』は、話題のニュースをスタジオの出演者がトークで斬るという内容で、毎週日曜日朝の爆笑問題MCの『サンデージャポン』(TBS系)のような番組をイメージしているようです。

 総合演出を務めるのはバラエティ制作の人物で、ニュース番組を手掛ける情報制作班とバラエティ班とのハイブリッド体制で制作されるといいます。ただ、『サンジャポ』を見るような視聴者層が平日午前8時台、9時台にテレビの前にいるかというと……フジ局内からも“どうなんだ”“大丈夫なのか?”という声も出ていますね。

 この時間帯、家にいるのは主婦層が中心ですし、ワイドショー好きのシニア層は『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)を好んで見ていますし、気軽にテレビを見たい人は『ラヴィット!』(TBS系)を見ていますからね」(前出の制作会社関係者)

 同時間帯の番組では羽鳥慎一(53)MCの『モーニングショー』が世帯視聴率10%超えることもあり、他局を圧倒している。

「『サン!シャイン』はダメもとでチャレンジしていく番組になると言われていますね。また、『めざまし8』から谷原さんが継続出演することになるため、ともにMCを務めている小室瑛莉子アナウンサー(25)が『サン!シャイン』に残ることはないでしょう。『めざまし8』の顔だった2人が両方とも残ると視聴者からは新番組に見えないですからね。

 小室アナは仕事ができて局内での評価も高いのですが、『サンジャポ』のような番組を目指しているということなのでスタジオのトーク回しが重要になってきますから、ベテラン女性アナウンサーが起用されるのではないかと言われていますね」(前同)

 中居正広問題で揺れるフジテレビだが、同局の情報制作班とバラエティ班がタッグを組む『サン!シャイン』は、視聴者から愛される番組として定着するだろうか――。