総勢1万8922件ものエントリーがあったというオーディションを経て先日お披露目された、timeleszの新規メンバー5人。菊池風磨(29)、佐藤勝利(28)、松島聡(27)の旧メンバーと合わせて8人で新たなスタートを切るなかで、歌・ダンス未経験ながらその座を勝ち取った篠塚大輝(22)が、難関国立大・一橋大学の現役学生であることが話題となっている。
近年、芸人や歌手、俳優など芸能人の高学歴化が激しいが、STARTO社の所属アイドルも同様だ。
慶応大学出身者には嵐の櫻井翔(43)のほかtimeleszの菊池、元美 少年で現ACEesの那須雄登(23)がいるし、インテリ系アイドルの地位を確立し、クイズ番組への出演も多いSnow Manの阿部亮平(31)は上智の大学院卒。また、退所したが元Aぇ!groupの福本大晴(25)は旧ジャニーズ初となる国公立、大阪市立大学卒として大きな話題になった。そこへ今度は国立大学の最高ランクが参入したのだ。
一橋大学とはどのような大学なのか。都内の大手予備校関係者が解説する。
「一橋は文系学部のみで一学年1000人弱、偏差値的には東大・京大に続く“少数精鋭”です。東京商科大学を前身とするため、商学部・経済学部など経済系の学問に強く、入試も数学が難しい。在学中に公認会計士の試験に合格する生徒も珍しくありません。
派手さはないものの地道な努力を重ねるタイプが多く、就職に強いのも有名です。企業人事の評価が高いため、卒業後は商社や金融、コンサルティング、広告代理店など大手企業に手堅く就職するケースが多いです」
一橋卒の有名人といえば東京都知事も務めた作家の石原慎太郎氏(享年89)や楽天グループ代表の三木谷浩史氏(59)、作家の田中康夫氏(68)、大ヒットTVアニメ『ママレード・ボーイ』の原作を描いた漫画家の吉住渉氏(62)ら。エンタメ界では、いきものがかりの水野良樹(42)が知られる。一橋生の特徴を、卒業生は「真面目」だと評する。
「目の前の課題に対し、コツコツ真面目に取り組む人が多いイメージです。人数が少ないうえ、国立市という穏やかな街に大学があるためか、とにかく地味でアットホームな雰囲気が特徴ですね。学食にいれば大体の知り合いに会える規模感で、いわゆる繁華街から離れていることもあり華やかな生活とはほど遠いですね」(2020年卒の男性)
SNSでは篠塚が一橋生だと知るや、《めちゃくちゃエリートやん》《一橋はステータスすぎる》などと話題になるほか、いわば“就活”でアイドルという道を選んだ姿勢に、《相当変わり者だと思う》《マジで本物のおもしれー男やん》などと興味を抱く人たちも少なくないようだ。