■朝ドラ受けで博多華丸・大吉からも厳しい指摘

 菜摘は納得いかず、結と部長サイドの社内栄養士・土屋信也(森優作/35)の2人を居酒屋に呼び出して、土屋に“部長の顔色を窺っているのでは”と尋ねる。

 すると土屋は、考案した弁当は工場で大量生産するには作業工程が多くて人件費がかかり、値段的に無理だと分析。また、材料にスイスチャードや難波ネギなど、安定して大量調達できないものが使われていることも指摘し、理想が立派でも実現できなければ意味がない、と諭した。

 そして、ドラマ終了後の『あさイチ』の“朝ドラ受け”でも、大吉は自分がコンビニのお弁当工場でバイトしていた経験から「土屋の正論。ぐうの音も出ない!」とバッサリ。

 細かい調理作業の手間を語る大吉に、華丸(54)が「にんじんを星の形に、あの……」と、結たちの弁当に形どられたにんじんがのっていたことを聞くと、大吉は「ぞっとしました」とし、最後に「30年以上前なんで、いまは工程オートマチックかも……」と、フォローを入れていた。

 Xでは大吉の意見に賛同する声のほか、『おむすび』では以前にも、結が社員食堂の新メニューを考えるも、スピード勝負の社食なのに調理時間を考慮に入れ忘れる、という今回に似たような回があったことから、

《土屋さーん! 管理栄養士、コンビニのお弁当担当者としてしっかり論破してくれた!スッキリ そして朝ドラ受けの大吉さん!バイト経験からの「星型の人参にはゾッとした」もよくぞ言ってくれました!》
《社員食堂時代に調理時間を含むコストの概念を立川さん(結の元上司)から教わったはずが…今回、キレイさっぱり、忘れている!…というアホな人間にされている》
《理想だけじゃ無理(コストや手間が合わない)は、社食のランチであんだけ身に沁みたのに忘れたんか(笑)》 

 と、“学ばない主人公”にツッコミが殺到することに。

「そんな『おむすび』は数字面でも大苦戦。ほぼ確実に歴代朝ドラの平均視聴率ワーストを更新すると見られています。

 これまでの歴代ワースト1位は倉科カナさん(36)主演の『ウェルかめ』(2009年度後期)の世帯13.5%(関東地区/ビデオリサーチ調べ)でしたが、『おむすび』は2月28日放送回の時点で13.3%と下回っています。先週まで9週連続で週の平均視聴率は12%台ですので、今後もさらに低下していく気配ですね。

 ちなみに、前期の伊藤沙莉さん(30)主演の『虎に翼』の全話平均視聴率は16.8%でした」(前出の女性誌編集者)

 脚本に厳しい声が多く寄せられる『おむすび』で主演を務めたことで、イメージダウンしてしまった感もある橋本。4月期の新ドラマ『天久鷹央の推理カルテ』主演には視聴者から“食傷感”の声も出るなか、人気俳優のパワーを見せて挽回できるだろうか。